雲取山の「奥多摩小屋」が廃業、取り壊しをすることになったのは皆さん、もうご存知でしょうか? 
老朽化が進み、所々修繕を繰り返してきたのですがもう限界みたいです。 

なんと小屋がなくなってしまうと幕営も禁止。東京側からテント泊する登山者にとって奥多摩小屋は拠点となるテント場なだけに本当に残念です…。
※今後のテント幕営に関しては協議中で今のところ未定だそうです
【追記】平成31年3月31日で閉鎖が決定。テント泊及びトイレの使用も不可。また平成30年4月から管理人が常駐でなくなるそうです。 

そんな今年注目の山へ、11月末というギリギリの時期に登ってきました。

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最初に登ったのは3年以上も前。まだ山登りを始めたばかりのテント泊デビュー戦でした。奥多摩小屋のテント場までたどり着けず、七ツ石小屋でテントを張り次の日に山頂までピストンしました。初めてのテント装備でバテバテだったのでとてもハードな登山道だと思っていたのですが…。

久しぶりに登ってみたら、全体的に段差が少なく急登も少ない!
あっという間に山頂に到着できて、昔に比べるとかなり楽に感じました。少しは成長してることを感じられた貴重な体験になりました〜♪
日帰り装備なので軽いからかもしれませんが、冬入り直前の天気のよい平日、人も少なく気持ちいいハイキングを楽しめました☆

コースは最もポピュラーな「鴨沢ルート」日帰りピストンです。 

このコースのオススメPoint 

東京都の最高峰そして日本百名山。東京の西端、埼玉と山梨にまたがる標高2017m「雲取山」。

「七ツ石小屋」「奥多摩小屋」「雲取山避難小屋」「雲取山荘」「三条の湯」と小屋も充実。避難小屋以外はテント泊も可能です! 
テント泊でも小屋泊でも日帰りでも登れるので体力に合わせて様々な行程を組むことができるのがこの山の人気の理由かもしれません☆

コースも三条の湯ルート、鴨沢ルート、日原ルート、三峰神社ルート、石尾根ルートとたくさんのルートがあります。
都心からのアクセスも良いので1年中たくさんの登山客が訪れています。

標高年の今年は特に注目度が高く、土日はかなり混雑していたようです。登山道も歩きやすく整備され、所々に案内図も増設、さらに標高年記念碑が建てられていました。
※12月3日に雲取山頂上の2017年の標高年記念碑は早くも撤去されたようです。

今回使った鴨沢ルートは、七ツ石小屋まで針葉樹林帯で単調ながらも静かな山歩き。そしてブナ坂から先は展望が開けるので富士山や南アルプスの山々を眺めながらの気持ちよい稜線歩きです。

360度見渡せる山頂からの展望、そして富士山は最高に美しい景色です♪富士山がキレイに見えるこの雲取山は空気の澄んだこの時期の登山に最適だと思います。

歩き始めてすぐの林道。このアタリが1番紅葉してました☆

朝日も見れました

こんな案内図が…

登り途中に立ち寄った「七ツ石小屋」からの富士山が1番キレイ!朝早い方が空気が澄んでいるんですね。

奥多摩小屋前のヘリポート

隠れた名所、石尾根上の「ツイストカラマツ」。別名「ダンシングツリー」

「西暦2017年記念碑」残念ながら2017年12月3日撤去されたようです

東京都と埼玉県の山頂標識

山梨県側の標識

3年前にはなかった「平将門の逃走ルート」が設置されてました

注意するPoint 

特に注意するべき場所はありませんでした。この時期は霜柱が解けドロドロの箇所があるので滑らないように注意するくらいです。ブナ坂からの稜線上は展望が開けるので、風が強い日は防寒対策が必要です。

登山道ではないのですが、駐車場までの道(鴨沢バス停近くの国道)でいきなり車の前に2匹の鹿が現れ、衝突しそうになりました。この辺りの地域では動物に注意ですね… 

水場情報(2017.11月末時点) 

1つ目の水場は登山道を外れ少し登ったところにあるようです。今回は行きませんでした。登山口と堂所のちょうど中間あたりです。

七ツ石小屋を越えて少し登った登山道上にもう1箇所

登山コース 

標準タイム8時間00分(登り:4時間50分 下り:3時間10分)
[登り]
鴨沢登山口 105分 堂所 50分 七ッ石小屋 40分 ブナ坂 40分 奥多摩小屋 25分 小雲取山 30分 雲取山山頂
[下り]
雲取山山頂 20分 小雲取山 15分 奥多摩小屋 20分 ブナ坂 30分 七ッ石小屋下分岐 25分 堂 所 80分 鴨沢登山口 

雲取山コースmap

雲取山コースmap クリックして見てね♪

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アクセス 

[クルマの場合] 
新宿から丹波山村村営駐車場まではおよそ90km。 
新宿駅 首都高速 中央自動車道 八王子IC 90分 丹波山村村営駐車場 

※上野原ICから70分なのでそちらの方が近いですが山梨県道18号の山越えなので深夜は特に走りずらいです。ICから少し離れるとコンビニもありません。八王子ICから新青梅街道のルートもしくは一般道がオススメです。

[公共交通機関利用の場合]
JR青梅線「奥多摩駅」から西東京バス「奥09 鴨沢西行」または「奥10 丹波行」で約34分「鴨沢バス停」下車(630円)
参考 : 雲取山への電車とバスでのアクセス方法 | Culmina

登山口  

[鴨沢登山口]
奥多摩駅からバスでアクセスできる登山口。鴨沢バス停のそばに公衆トイレがあり、トイレ横の電柱に雲取山方面を示す標識がある。 マイカーの場合は小袖乗越の広場が「丹波山村村営駐車場」として整備され利用できるようになっている。  

鴨沢登山口に大きな可愛い看板がありました♪

[丹波山村村営駐車場]
◎無料
※国道411号を奥多摩湖畔を通り、鴨沢バス停のトイレ脇を右折し林道を進むのですが、ほぼ180°のカーブなので曲がり切るのが困難です。鴨沢バス停を過ぎ、所畑の集落の細い道から林道方面に入ることをオススメします。
※新設されたトイレあり。2017年12月1日~2018年3月15日の期間は使用不可 

丹波山村村営駐車場です。平日でも満車状態。恐るべし雲取山YEAR

丹波山村村営駐車場のトイレ。暖かくてキレイでした。

小屋情報 

[奥多摩小屋] 
雲取山頂から東京方面に40分ほど降りた所にある素泊まりのみの小屋です。 
◎収容人数 70名 幕営数20
◎料金 素泊り4000円 テント泊500円
◎通年営業
◎汲み取り式トイレあり(和式3室)
◎水場あり
※2018年以降に閉鎖、取り壊し予定だそうです。今後テント幕営が可能かどうかはまだ未定。 
【追記】平成31年3月31日で閉鎖が決定。テント泊及びトイレの使用も不可。また平成30年4月から管理人が常駐でなくなるそうです。 

奥多摩小屋。確かに老朽化が進んでます…

奥多摩小屋トイレ

七ツ石小屋] 
素泊まりのみ。休憩スペースから富士山がよく見えます。
◎収容人数 約40人
◎料金 素泊まり4000円 テント泊500円
◎屋外にトイレあり(和式1室、洋室1室)
◎水場あり

3年前に来たとき新設されたばかりだった七ツ石小屋のトイレは綺麗なままで安心しました

初テント泊の思い出深い「七ツ石小屋」

[雲取山避難小屋]
雲取山山頂南直下にある避難小屋
◎収容人数 約20人
◎営業期間 通年(無人)
◎屋外にトイレあり

山頂にある避難小屋です。少し降りたところにトイレ有り。

雲取山荘
雲取山頂から三峰方面に向かって約700m下った尾根上
◎営業期間 通年
◎収容人数 200人
◎料金 1泊2食付7800円 素泊まり5300円 テント泊500円 

三条の湯
山梨県側の標高1103mにある天然温泉。
ここでテント泊して雲取山ピストンというコースにいつか挑戦したいと思ってます☆ 
◎料金 1泊2食付8200円
    素泊まり5700円
    テント泊600円
    入浴600円(平日テント泊入浴希望の場合は要予約) 

下山後の温泉&ごはん 

河辺温泉  梅の湯
露天風呂、寝湯、サウナ、ジャグジー風呂など種類が豊富で広い日帰り温泉施設です。
食事処のメニューも豊富なのでガッツリ食べたい登山帰りには魅力的です。
◎JR青梅線「河辺」駅北口直結1分
◎入浴料 860円 GWなどの特定日は970円
◎営業時間 10:00~23:30
◎休館日 第3水曜日

食事処のメニューが豊富

今回の山で使用した便利グッズ 

パタゴニアの「ナノエア・ジャケット」
この化繊ダウンは朝の寒さが厳しいこの時期に最適です。濡れても保温性が落ちず、乾きやすい!通気性にも優れてるので行動中の体温上昇も抑えてくれます。さらにストレッチが効いているので動きやすい。表面は撥水加工されてるので霧や少しの雨なら大丈夫です。 オールシーズン使える「化繊ダウン」は本当に超オススメ☆ 各メーカーから販売されてます。各々特性が違うので自分に最適な1品を選ぶのも楽しいと思います♪ 

パタゴニア ウィメンズ ナノエアフーディ

西暦と百名山の標高が合致するのは、2003mの「越後駒ヶ岳」以来14年ぶり、次は2034mの「美ヶ原」の17年後だそうです。 

せっかくの記念なのでまだ登ってない方は年内にぜひ〜🎵 

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雲取山のバッジの情報も載ってる南関東の山バッジコレクションはこちらです↓

山バッジ・コレクション[南関東 編]
山登りの記念にもモチベーションにもなる「山バッジ」 購入場所、購入可能時期、価格など、可能な限りの情報と一緒に…。エリアごとに分けてご紹介します♪  日帰りハイキング中心の秩父・奥多摩・丹沢など南関東 編です。  南関東の登山レポートはこちらです↓ バッジの保管方法について集めたバッジはこんな風に額に入れて飾ってみてはいかがしょう? こんな商品も出ています↓ 山バッジの飾り方の記事はこちらです↓
 

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「2017年注目の山☆雲取山」の記事をお届けしました。  
   
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