関東で梅雨明けが発表され本格的な夏山シーズンがスタート。山小屋1泊で尾瀬ハイキングに行ってきました。「燧ヶ岳」も「至仏山」もそれぞれ単独で登頂済み。まだ歩いたことがなかった「尾瀬ヶ原」散策が今回の山旅のメインとなります。

東京発の夜行列車「尾瀬夜行」を使って福島側の玄関口「沼山峠」から入山。見晴の山小屋で1泊。翌日は尾瀬ヶ原を散策して群馬側の「鳩待峠」へ下山するという尾瀬縦断コース。登山10年目にして初めての夜行列車です。

どこまでも続く湿原の絶景、点在する池塘、2つの百名山や尾瀬沼を眺めながらの木道歩き、ニッコウキスゲなどの花々を愛でながらのハイキング♪  小屋に到着した直後に雨が降り出し、バケツをひっくり返したような土砂降りを間一髪で回避✌️山小屋とは思えない素敵なオープンテラスでランチを楽しむことができました☆

そして人生初のクマ遭遇というアクシデントも発生。山に入る時はクマの住処であることを忘れないようにします。予想外のアクシデントも含めた2日間。尾瀬の自然を存分に満喫することができました。

燧ヶ岳(2016.8月)至仏山(2019.4月)登頂

このコースのオススメPoint 

福島県・栃木県・群馬県・新潟県にまたがる「国立公園」に指定されている尾瀬。標高1400m~2300mの高地に山・湿原・湖沼が存在する変化に富んだ美しい景勝地です。登山者でなくても1度は訪れてみたい観光スポットとして有名。

人気のビュースポットは本州最大の湿原「尾瀬ヶ原」、燧ケ岳の噴火によってできたと言われる「尾瀬沼」、日光の華厳の滝をしのぐ豪快なスケールの「三条の滝」や岩場に縞模様を描くように流れる「平滑の滝」水芭蕉ニッコウキスゲが有名ですが、その他にも様々な花たちが登山道を彩っています。そして東北最高峰の日本百名山「燧ヶ岳」、高山植物の宝庫「至仏山」への本格登山も楽しめます。

目的やコース取りは自由自在。天候、体調によってルートを変更することができるのも利点です。ベテランハイカーだけでなく、初心者やファミリーでも雄大な自然を満喫できます。

歩くルートや時期を変えて何度でも訪れたくなる魅力ある「尾瀬」。今回辿ったのは福島側から入山して群馬側に抜ける、あえて山には登らず尾瀬を縦断する贅沢なコースです。それでは初心者でも安心のこのコースの魅力を紹介していきます☆

沼山峠からスタート。木の階段になってるので登りやすい。

あっという間に大江湿原、到着です。

ニッコウキスゲが咲き誇るスポットとして有名ですが今年は不作らしい…

花を愛でながら木道を進むと尾瀬沼が見えてきます☆

尾瀬沼ビジターセンターに立ち寄り。この望遠鏡を覗くと燧ヶ岳山頂の登山者が見えるんです。

トイレが多いので安心です。

長蔵小屋の裏手に回ると素敵な休憩スポットを発見〜♪

展望ベンチからの絶景です☆

尾瀬沼と燧ヶ岳の絶妙なコラボ。尾瀬沼を南岸周りのルートにしたのはこの景色が見たかったから。

綺麗な湖畔を見ながら進みます。三平下から休憩スポットがなくて荷物を下ろせなくて疲れました。

沼尻休憩所あたりから雲行きが怪しくなってきました。

こんな感じの岩登りもあり。

苔が生い茂った岩場と静かに流れる川が良い雰囲気☆

見晴新道分岐。燧ヶ岳からこの道で下山する場合は泥道で大変らしいので注意。

本日の宿「尾瀬小屋」到着です。チェックイン後すぐ土砂降りの雨。ギリギリセーフで雨に打たれずに済みました。

小屋のオープンテラスでランチ。今回の山ごはんは「冷やし坦々うどん」

ライトアップされた小屋も素敵でした☆

翌朝の尾瀬ヶ原。

湿原と池塘群と木道がいい雰囲気。

湿原に咲く花たちに癒されました〜

逆さ燧ヶ岳は残念ながら見えなかったけど、池塘に映る青空と流れる雲がホント美しい☆

歩荷さんにも会えました。間近で見ると凄いです。

山の鼻に到着。

ここでコーヒーブレイク。

公衆トイレでPayPayが使えるのに驚きました。

山の鼻から緩やかな登りになります。

鳩待峠に到着です。無事にバスの時間に間に合いました。

注意するPoint 

 大江湿原〜尾瀬沼、尾瀬ヶ原〜鳩待峠までほとんど木道歩き。危険箇所はないですが木道は雨で濡れていたりすると滑りやすい。板が腐って壊れかけてる箇所は要注意。

尾瀬沼の湖畔を見ながら歩く南岸周回コースは「三平下」から「沼尻」までが休憩場所がほぼなし。さらに沼尻から白砂峠を通過して見晴までの区間が木道が1番少ない区間。岩を登ったり、登山道に水が流れて滑りやすい箇所も。アップダウンも多少あるので初心者は慎重に。尾瀬沼山荘休憩所(公衆トイレあり)や沼尻休憩所(トイレ利用不可)で十分な休憩を取ることをオススメします。

こんな感じの滑りやすい登山道には要注意。

木道が壊れかかっている箇所も多い。

 

山の鼻周辺は熊の目撃情報が多い地域です。植物研究見本園は立ち入り禁止になってました(至仏山に登る場合は通過可能ですが早朝などは要注意・熊鈴必須です)以下クマに遭遇した状況です↓

<クマ遭遇の詳細>

2日目牛首分岐を過ぎて山ノ鼻に着くすぐ手前、クマ避けの鐘を鳴らした直後、20〜30m先の木道に横からクマが登ってきたのを目撃。前を歩いていた登山者が後退りしてきて一時騒然とした雰囲気に…。幸いラッパのような音の出る物を鳴らして追い払ってくれた方がいたのですぐに退散。慎重に周囲を観察しながら無事に通過できました。 土日だったので周囲にたくさんの登山者がいて心強かったです。
※クマ遭遇の詳しい場所は下記の尾瀬トレッキングマップに記載

このクマ避けの鐘の近くで遭遇。

<今回の山旅で気づいたこと>

  1. 山小屋は早めに予約(小屋はすべて予約必須)
  2. 標高は1400m、朝晩は冷えると思ったがダウンは必要なし(薄手の長袖でOK)
  3. 尾瀬夜行の予約は7日前まで。キャンセル料は10日前から発生
    ※高速バスで戸倉か大清水の場合は発車オーライネットで予約すれば直前キャンセル可能(手数料100円)なので群馬側から入山するのもオススメ。
  4. 夜行列車は明るい&電車の音がうるさくて眠れない(アイマスクや耳栓やネックピローがあると便利)
    ※会津高原尾瀬口駅で乗り継いだ路線バスの方が静かで暗くて爆睡できる
  5. 尾瀬小屋では天然水を汲めるし、途中の小屋でも購入可能なので飲み物は少なめでも大丈夫

尾瀬小屋の前にある水汲み場。冷たくて美味しい水でした。

登山コース 

標準タイム 8時間(1st DAY:4時間45分 2nd DAY:3時間15分)  

[1st DAY] 

沼山峠 65分 尾瀬沼ビジターセンター 25分 三平下 75分 沼尻 120分 見晴(尾瀬小屋泊) 

[2nd DAY]

見晴 30分 竜宮 40分 牛首分岐 45分 山の鼻 80分 鳩待峠

尾瀬マップ☆クリックしてみてね♪

歩いたルートはこちら☆

小屋情報 

尾瀬の山小屋はなんと20軒もあります。特徴は完全予約制。相部屋になることもあるけどほとんどが個室。水が豊富なのでお風呂もあり

予約は必須ですがキャンセル料なしの小屋もあるし、3日前までキャンセル可能な場合も(1週間前からキャンセル料がかかる小屋もあるので要確認)数ヶ月前から予約可能。ネット予約ができる小屋は早めに埋まってしまうようです。空き情報も確認できるので早めの予約をオススメします。

土曜宿泊で2週間前に空き情報を確認したところ、ネットで空き情報が確認できた小屋は満室。見晴地区に絞り、電話確認した2軒も満室。WEB予約をしている「尾瀬小屋」に申し込みをして次の日「確定メール」が届いて無事予約成立となりました。

尾瀬の山小屋マップを作成してみました。ぜひ参考にしてください↓

クリックして見てね♪

今回の山旅で通過した小屋のみ。

[尾瀬小屋] 

見晴地区に6軒ある小屋の中の1軒。尾瀬ヶ原が見渡せるオープンテラスが人気。グルメに力を入れていて、山小屋とは思えないワインに合いそうなお洒落なメニューがたくさんあります。ここでのランチを楽しみに訪れる登山者も多いそうです。キャンセル料は3日前から発生。

個室相部屋(8畳の個室に女性4人でした)/お風呂(14〜18時)ボディーソープあり/ドライヤーなし/館内すべて天然水(飲料可)/売店(〜18時45分まで)/チェックイン12時〜/乾燥室利用可能
◎1泊2食付き 13000円(石井スポーツ会員割引500円)
◎尾瀬小屋バッジ 900円 
◎生ビール 800円
◎オリジナル手ぬぐい 1400円
◎オリジナルビールジョッキ(サントリー協賛) 1500円
◎日帰り入浴 1000円
※大好きな角ハイボール缶が売ってなかったので隣の第二長蔵小屋で購入(600円)

素敵なオープンテラスが特徴の尾瀬小屋。リクライニングチェアもあり。

山小屋とは思えないメニュー。小屋オリジナルジョッキで飲むお風呂上がりの生ビールも最高♪

夕食はカジュアルフレンチで朝食は具沢山の豚汁がメインでした。

 

尾瀬小屋のバッジの情報も載ってる北関東地方の山バッジコレクションはこちらです↓ 

山バッジ・コレクション[北関東編]
山登りの記念にもモチベーションにもなる「登山バッジ」 購入場所、購入可能時期、価格など、可能な限りの情報と一緒に…。エリアごとに分けてご紹介します♪  尾瀬・日光など北関東編です。   北関東の登山レポートはこちらです↓    バッジの保管方法について集めたバッジはこんな風に額に入れて飾ってみてはいかがしょう? こんな商品も出ています↓山バッジの飾り方の記事はこちらです↓ 
 

アクセス 

尾瀬夜行。座席はゆったりと足を伸ばせるスペースあり。冷房が効いてるので防寒着があるといいです。

特急列車専用ホームがあるので要注意(東武HPから引用)

[クルマの場合] 

◎東京から御池まではおよそ260km(福島側) 

◎東京から戸倉まではおよそ180km(群馬側)  

※駐車場があるのは「尾瀬御池(400台、1回1000円)」「大清水(100台、1日500円)」「富士見下(30台、無料)」「戸倉(530台、1日1000円)」

登山口  

[沼山峠登山口]   

福島側の入山口。東武鉄道特急「リバティ」で会津高原尾瀬口駅へ。ここから会津バスで駒ヶ岳登山口、尾瀬御池を経由して沼山峠へ。5月下旬~10月末のみ運行。
※尾瀬御池~沼山峠は通年マイカー規制のため、車は尾瀬御池に駐車

[鳩待峠登山口]   

群馬側の入山口。上毛高原駅から関越交通バスで沼田駅を経由して戸倉へ。4月下旬~11月上旬のみ運行のシャトルバスに乗り換え。
※5月中旬~10月上旬の特定日に、鳩待峠の手前からマイカー規制が行なわれる。戸倉に駐車してシャトルバスで移動。

 

テント場情報  

尾瀬でテント泊できるキャンプ場は3箇所。

[尾瀬沼キャンプ場]   

管理しているのは尾瀬沼ヒュッテ。デッキサイトで完全予約制。受付は13時〜。
◎営業期間 5月27日~10月21日
◎1人1泊 2000円

[見晴キャンプ場]   

管理しているのは燧小屋。土砂降りになり、幕営地が一部水浸しになってました。テントを張る場所には注意。
◎営業期間:4月29日〜
◎キャンプ指定地:約100張(予約不要)
◎1人1泊 1000円

[山ノ鼻キャンプ場]   

管理しているのは至仏山荘。鳩待峠から1時間、ほぼ木道で歩きやすいので初めてのテント泊にもオススメなテン場。
◎営業期間 4月22日~10月15日
◎キャンプ指定地 約50張(予約不要)
◎1人1泊 1000円 

 

そのほかの山小屋グルメ&お土産スポット

山小屋グルメ

①尾瀬小屋のレストラン
ステーキ丼や牛肉ボロネーゼ、カルパッチョにワイン、フレンチトーストまで。山小屋とは思えないクオリティのメニュー。1度は食べてみる価値あり。尾瀬に来たらランチはこの小屋のオープンテラスがオススメです☆

②弥四郎小屋の喫茶室「COFFEE SPOT」
山小屋では珍しい手作りパン。湧き水で入れたブレンドコーヒーが人気。

③長蔵小屋の別館1階喫茶店
ミックスピザやミルクレープなどが有名。

④至仏山荘&鳩待峠休憩所
ご当地スイーツの花豆ソフトクリームを食べるならココ。

鳩待峠

至仏山荘

お土産を買うならここがオススメ

①長蔵小屋&第二長蔵小屋の売店
1番のオススメは尾瀬沼東岸、尾瀬沼ビジターセンター横にある長蔵小屋の「ビジター売店」です。外観も可愛い店内で、オリジナルのTシャツや手ぬぐい、絵はがきや登山バッジなど豊富な品揃え。品数は少ないけど見晴地区の第二長蔵小屋でも購入可能です。

②鳩待峠休憩所
戸倉行きのバス乗り場前の休憩所。うどんやそば、丼ものやカレーなどの軽食が食べれる食堂と尾瀬のお土産を扱う売店が併設。地元片品村の「尾瀬ブランド」商品や登山グッズ、尾瀬のお酒、お菓子などの食品も扱ってるので、家族や友達へのお土産に便利です。時間に余裕を持って到着するといいでしょう。

ここのTシャツが欲しかったのにサイズがなくて断念。

 

下山後の温泉&ごはん 

鳩待峠休憩所

下山後のお昼はバスの待ち時間に鳩待峠休憩所の食堂でいただきました。

牛丼(1000円)

戸倉の湯

戸倉バス停の隣「尾瀬ぷらり館」に併設されている日帰り温泉施設。 定員が6名と少ないので待ち時間あり(10〜30分ほど)。時間に余裕を持って行くことをオススメします。

2023-24年は鳩待山荘の日帰り温泉施設が改装中で使えないので、バス利用の人はこの施設を利用するしかないみたいです。バス停のある戸倉近辺で日帰り温泉施設はここだけだそうです(周辺の旅館は日帰り温泉利用は不可)ドライヤー2個あり。
◎入浴料 大人600円
◎営業時間  10:00~18:00(冬期は12~19時)
◎定休日 営業日の情報が曖昧。夏と秋のシーズン以外は平日休みが多いようです
尾瀬戸倉観光協会のHPに詳しい営業日が記載されているので要確認

※尾瀬戸倉観光協会のHPより引用

今回の山で使用した便利グッズ 

山小屋泊では必須になりつつあるインナーシーツ。薄手で軽量コンパクト、肌触りがいいので夏のテント泊にもオススメ。今回使用したのはこちら↓

最後に 

全国の百名山の情報が詳しく載っているこの本、いつも参考にしてます。百名山制覇を目指す方にオススメ↓  

 

こちらは情報量も多くて迫力ある3Dイラストで分かりやすい!! 鳥瞰図がとにかく眺めるだけでも楽しい!! 百名山に登る前も登った後も楽しめる1冊↓ 

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最後までお読みいただきありがとうございます♪ 「盛夏の尾瀬でのんびりハイキング☆山小屋泊」の記事をお届けしました。
この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。 


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