今回の山旅で、1番印象に残った「積丹半島(しゃこたんはんとう)」についてご紹介します。実は北海道のガイドブックを見ても、小樽やニセコと一緒に少し載っている程度であまり詳しく取り上げられてません。
今回登った北海道のどの山も甲乙つけがたいほど素敵な山でしたが、この積丹で過ごした時間もそれに負けないくらいとても貴重な経験となったので…。
あまりスポットの当たらない隠れた魅力でいっぱいの「積丹半島」を少しでもお伝えできればと思い記事にしてみました♪
登山の予定を1日変更する価値あり☆時間を作ってでも立ち寄ってもらいたいオススメの観光スポット編です。
目次
積丹半島とは…
この時期の「積丹半島」は北海道屈指の美しい海に出会える場所。どこまでも透き通ったコバルトブルーの海のことを「積丹ブルー」と言うそうです。
その透明度は北海道の海岸の中でも特に高く、水深6~7mの海の底を肉眼で見ることができるほど、水が透き通っています。
なぜこんなに綺麗なブルーなのか少し調べてみると…。
ん?と思われるかもしれませんが、海藻が少ないからだそうです。最近の海水温の上昇で冬場でもウニが活動できるようになり、海藻の若い芽をウニが食べ尽くしてしまうとのこと。
積丹といえばウニを思い浮かべる人が多いと思います。全国的に有名な積丹産の生ウニは、6月中旬解禁で8月末までと期間限定です。夏の北海道に訪れた際にぜひ食してもらいたい1品なんです。
また積丹半島には3つの岬、「美国の黄金(おうごん)岬」「積丹岬と島武意(しまむい)海岸」「神威(かむい)岬」が並び、どの岬からも素晴らしい景色が眺められます。今回、そのうちの2ヶ所「神威岬」と「島武意海岸」に行ってきました♪
2つのスポットの他にも美味しい生ウニ丼のお店やオススメの温泉&宿泊スポットをご紹介していきます☆
神威岬・神威岩
大海原へとダイナミックにせり出した神威岬。岬の突端へは、「チャレンカの小道」という散策路を通って駐車場から約20分。 丸みを帯びた水平線を見ることができます。
歩く気満々で向かったのに途中の展望スペースから先は通行止め(数日前の大雨で道が荒れてしまったようです)。ですが展望スペースからでもたっぷりと「積丹ブルー」を満喫できました♪
駐車場にある「カムイ番屋」でお土産販売、食堂もあり。この日もかなり暑く少し歩いただけで汗だくに…。このお店で涼むことができたので助かりました。
◎住所 北海道積丹郡積丹町神岬
◎交通
[JR]函館本線小樽駅から中央バス神威岬行約2時間20分、終点下車徒歩約20分
[車]札幌中心部から約2時間20分(札樽自動車道経由)
◎駐車場 あり / 無料(300台)
◎料金 無料
島武意海岸
「日本の渚百選」に選定されている碧く澄んだ島武意海岸。夏でもひんやりと涼しい島武意海岸トンネルを抜けた先に積丹ブルーに染まる絶景が広がっています。
透明度抜群でまるで沖縄の海のよう。吸い込まれそうなほどの青い海、断崖絶壁と奇石の数々。言葉では言い表せない美しさをぜひ体験してもらいたい場所。
また「島武意海岸」は唯一波打ち際まで下りられるスポットなんです。遊歩道を歩き展望スペースから波打ち際まで降りてゆくことができて、間近で透明な海が見られます。
◎住所 北海道積丹郡積丹町入舸町
◎アクセス
[電車・バス]余市駅前から北海道中央バス入舸経由神威岬行きで1時間17分、積丹入舸下車、徒歩15分
[車] 小樽ICから余市方面に23km、余市で国道229号に入り30km、道道913号野塚婦美線を右折8km
◎駐車場 100台/無料
積丹の幸「みさき」
店主がウニ漁師。添加物を一切使用していない最高の天然ウニが味わえます。朝早くから地元の人や観光客が並ぶほどの盛況ぶり。
実はウニが苦手なんですが名物ということで試しに食べてみたら…。臭みが全くなくて甘くて美味しくて感動しました☆ 甘さが口の中に広がりとろけるような食感がたまらない。やっぱり新鮮な食材は違います!!
夏に北海道を訪れたら是非とも絶品生ウニを堪能していただきたいです。ここはリピーターが続出で行列ができる注目の1店です。
◎住所 積丹郡積丹町大字日司町236
◎営業期間 4月27日~10月31日(2018年度の営業)
◎営業時間 9:40~15:45(L.O.15:30)
◎定休日 第1水曜日、第3水曜日 ※その他、不定休日あり
◎駐車場 20台まで可能
道営「野塚野営場」
ニセコ積丹小樽海岸国定公園内、積丹岬と神威岬の中間の海岸にあるオススメのキャンプ場。宿泊費なんと無料! 海沿いでキャンプができるという貴重なキャンプ場。
ロケーションは最高☆ 鮮やかな夏の積丹ブルーの日本海が目の前!ガッツリ登山の後はなぜか海や湖など水辺の景色が見たくなってしまうのです(笑)
穏やかな波の音をBGMにのんびり過ごし、日本海に沈む夕日を見ながら、北海道の新鮮な海の幸を使ってBBQ。とても贅沢な休日です♪
遠くまで遠征すると、休みをフルに使って登れるだけ登りたい人が多いと思います。でも山は逃げません。山以外の大自然を楽しむこういう過ごし方をするのも旅の醍醐味かなと感じました。
◎住所 積丹町大字野塚町
◎駐車場あり(車両の出入りはできないがすぐ横に駐車場あり)
◎トイレあり(毎朝清掃されているようでした)
◎炊事場あり
◎自販機なし
◎ゴミは持ち帰り
◎サイトの状態 やや草のある砂地
岬の湯しゃこたん
日本海の雄大な眺めが自慢の日帰り温泉です。重曹食塩泉のぬるっとしたお湯は、肌がしっとり、つるつるになると評判だそう。
右に積丹岬、左には神威岬を一望できる絶好のロケーションは、露天風呂はもちろん、大きな窓の内風呂からもその景色を存分に楽しめます。高台の上に建っていて囲いもほとんどないので、露天風呂の湯船につかったまま日本海の景色を眺めることができるのが魅力です。
特に空と海が茜色に照らされていく夕暮れ時は、ここならではの感動ものの美しさ!体と心を癒してくれるはずです。
◎営業時間 10:00~21:00(4/1~10/31)、11:00~20:30(11/1~3/31)
◎定休日:毎週水曜日(祝祭日及び7月・8月は休まず営業)
◎料金 610円
◎入浴施設 露天風呂、高温湯、中温湯、泡風呂、水風呂、サウナ
その他にも
小樽観光
そしてもう1ヶ所は、札幌に並ぶほど有名な観光スポットとなっている情緒あふれるノスタルジックな街「小樽」。
ガイドブックにも大きく取り上げられているので詳しく説明する必要はないと思いますが…。特に印象深いオススメしたい場所だけ紹介します☆
小樽三角市場
小樽駅のすぐ横にある三角市場。小樽にある有名な市場の1つです。新鮮な海産物がたくさん♪ここの食堂で美味しい定食をいただきました!
◎開催時間 6:00〜17:00
◎お食事処営業時間 7:00〜17:00
◎年中無休
新南樽市場
鮮魚、水産加工品だけではなく、精肉店、道産の野菜や果物、地酒&ワイン、パン、お惣菜など豊富な食材が揃っている新南樽市場。三角市場よりも広く品揃えも豊富なイメージですが、食堂は1店舗のみ。
お土産用に、大玉の富良野メロン(赤肉)2玉購入。価格は新千歳空港のお土産店のなんと半額。メロン購入の場合はこういう市場や富良野方面の道の駅で購入&発送することをぜひオススメします♪
この後キャンプでBBQをする予定だったのでここで海産物&野菜&お惣菜を購入。どの食材も新鮮で美味しかったです!!
◎営業時間 9:00〜18:00
◎定休日 水曜
◎同じ建物内にダイソーあり(BBQに必要な網や保冷BOXなど揃えるのに便利でした)
小樽運河
この辺りの町並みや、レトロな雰囲気がお気に入りです。特に夕暮れ直後の夜景が素敵でした。
境町通り商店街
北一硝子、オルゴール堂、北海道土産で有名なルタオや六花亭、お寿司屋さんに海鮮丼にカフェなどが立ち並ぶショッピングゾーン。
北海道料理「かすべ」
以前、北海道出身の父と訪れたことのある思い出深いお店へ。レトロな店内の老舗の居酒屋さん。長いカウンターに漁船、その日の朝に仕入れた新鮮な魚介類と食材が並べられ、味はもちろん見た目でも存分に楽しめるお店でした。あの昭和の大スター石原裕次郎も愛したお店だそうです。
北海道料理「かすべ」
◎住所 北海道小樽市花園 1丁目8-20(小樽駅から徒歩10分)
◎営業時間 17:00〜23:00
◎定休日 ほぼ年中無休
番外 編
道産の新鮮な食材を使ってBBQ。ただ焼くだけでも美味しい物がたくさん! 今回作ったレシピを紹介します☆
アスパラバター焼き
旬のアスパラなので、下茹で&下処理しなくても全然美味しく焼き上がりました。食べやすい大きさに切って、バターで炒めて醤油を少したらすだけ。
焼きとうもろこし
茹でなくても、味付けもなしでOK!! ただ焼くだけなのにとっても甘くてジューシーな焼きともろこしが完成です☆
貝付きホタテ、牡蠣の網焼き
網の上で貝が開くまで焼くだけです。醤油を少しかけるだけで絶妙な味。
エビの網焼き
殻付きのまま網でじっくり両面焼くだけ!! 少しだけ塩をかけて殻付きのままかぶりついちゃってOK!!
余市のさくらんぼ
積丹半島の付け根に位置する余市のさくらんぼ。余市と言えばニッカウヰスキーの聖地ですが、フルーツ大国なんです。初夏はイチゴとサクランボ、夏には桃やプラム、ブルーベリー、秋にはリンゴや梨、プルーンなど、四季折々の果物が栽培され果物狩りも人気。
以上、北海道山旅のオススメ観光スポット 編「青く透き通った“積丹ブルー”の海を眺めながら絶景ドライブ」の記事をご紹介しました。最後までお読みいただきありがとうございます♪
この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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