「紅葉の美しさは日本一の山」と言う人もいるほど有名な東北の栗駒山に登ってきました。紅葉と言えば「涸沢カール」というイメージが強く、ちょうど北アルプスの見頃時期と被ってしまうのでなかなか東北への登山は実現できずにいました。

その日はタイミング良く雨の後の晴天☆ しかも山頂から山腹、山麓付近まで燃えるように鮮やかな色づきでまさに全山紅葉! 
赤、橙、黄色そして松の緑と様々な色彩は「紅葉の絨毯」という言葉がピッタリです。また湿原、峡谷、湖沼などが程よいアクセントになっている…。

そんな息を飲むような絶景の中で思ったことは、この感動を言葉にすることはできないなと。自分の目で見た人にしか分からない!と思わせる景色。

さすがこの山は『日本百名山』の著者「深田久弥」氏がそのあとがきで「東北では栗駒山も百名山に入れるべきであったかもしれない」と記しているほどの隠れた名峰だと思います。

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今回のコースは…。
登りは栗駒山を眺めながらの稜線歩き、プチ沢登り体験ができる「東栗駒コース」
山頂を超え、天狗平も超え、昭和湖、須川湖、草原、湿原など雄大な景色を堪能できる「展望岩頭」まで足を伸ばし大展望を満喫。

そして最短ルートの「中央コース」で下山という盛り沢山なルートを選び大正解な山行となりました☆

このコースのオススメPoint 

標高1626m、宮城・岩手・秋田の三県にまたがる栗駒山。
山頂からは月山・鳥海山・蔵王連峰・駒ケ岳・早池峰山、そして遠くに太平洋までが一望できます。

上級者から初心者まで楽しめる登山コースは全部で9つもあり、すべてのコースが日帰り可能。周回コースもいくつかあるので紅葉の進み具合に合わせていろんなルートを選択できるのが魅力です♪

東栗駒山から栗駒山までの景色に徐々にテンションが上がっていき、山頂から秣岳コースの「展望岩頭」に向かう途中では振り返って歓声をあげてしまうほどの感動でした。下山途中の「中央コース」も何度も足を止めてしまって全然進まない…(笑) 

とにかく登り始めから、最後まで感動しっぱなしでした!なぜ今まで登りにこなかったんだろうと少し後悔。関東から遠くて移動が大変だけど登る価値あり☆

1600mと決して高くない山だからか、高い木がないからなのか、下から見あげるよりも上から見る方が圧倒的に綺麗な紅葉だと感じました。登りながらよりも下りながら見える景色がオススメです。(1日ごとに色づきは進むので時期によって見え方は違うと思いますが…)

栗駒山の紅葉1

展望岩頭からの景色 遠くに須川湖

栗駒山の紅葉2

秣岳コース途中から見上げた真っ赤に燃えてる栗駒山山頂

天狗岩

天狗岩と青空

中央コース

中央コースは紅葉の木々の真ん中を歩く

栗駒山の紅葉3

東栗駒山山頂 後ろに栗駒山

東栗駒コース徒渉点2

ロープをたどって左から右に沢を渡ります

栗駒山の紅葉4

栗駒山山頂は晴天♪

注意するPoint 

登山口から東栗駒山までの間に沢を横切る徒渉ポイントがあります。 

栗駒山の紅葉5「沢の中を100mほど登る」と看板にはありますが、基本的には水が流れている端を歩けるので問題はありません。ただ、水が流れている上にある大きな岩をよじ登る箇所があるので滑らないよう注意が必要です。

短いコースですが泥濘箇所や沢を渡るので、ハイカットの登山靴で登ったほうがよいと思います。

東栗駒コース徒渉点

東栗駒コース徒渉点(雨の次の日でしたが水量はこのくらいです)

徒渉点

足下は水。滑って落ちないように慎重によじ登った岩です

コースタイム 

標準タイム4時間5分(登り:2時間25分 下り:1時間40分)  
[登り]
いわかがみ平(東栗駒山コース) 40分 徒渉地点 50分 東栗駒山分岐 30分 栗駒山 15分 天狗平 10分 展望岩頭
[下り] 
展望岩頭 10分 天狗平 20分 栗駒山(中央コース) 1時間10分 いわかがみ平

栗駒山コースmap

栗駒山コースmap クリックして見てね♪

アクセス 

[クルマの場合] 
東京から「いわかがみ平駐車場」まではおよそ470km。 
東京  35分 浦和 東北自動車道 若槻金成IC 県道4号線〜国道457号線〜県道42号線38km  いわかがみ平駐車場

[公共交通機関利用の場合] 
東京駅から「くりこま高原駅」まで新幹線利用、紅葉シーズン限定バス「栗駒山」紅葉号で「いわかがみ平」までアクセス可能(石越駅~くりこま高原駅~いわかがみ平)

※反対側の須川温泉口から入山の場合は
岩手県交通須川温泉線「一関駅前」(一ノ関駅西口前9番乗り場)から「須川温泉」までバスでアクセス可能(94分)

登山口

[いわかがみ平登山口]
宮城・岩手・秋田の3県にまたがる栗駒山の、宮城県側からの登山口。 
駐車場(200台)には栗駒レストハウスがあり、食事・休憩が可能。春・夏はマイカーまたはタクシーでアクセスする。
※紅葉シーズンの混雑時は、いこいの村栗駒跡地の臨時駐車場から登山口までの無料シャトルバスを運行
※栗駒レストハウスの売店にて、栗駒山バッジ 400円

いわかがみ平駐車場

いわかがみ平の駐車場は平日なのにかなり埋まってました

[須川温泉登山口] 
栗駒山の北側、秋田県と岩手県の県境にある登山口。
温泉宿施設は「栗駒山荘(駐車70台)」「須川高原温泉(駐車200台)」の2件ある。
天馬尾根(秣岳)コースから行く場合は、秣岳登山口まで40~45分歩くので、泥炭地か須川湖の駐車場を利用可能。

宿泊施設情報

[須川湖キャンプ場]
前泊、後泊にはココが超オススメです☆ 湖のほとりで栗駒山を見ながらのんびり過ごせます。 ウッドデッキで木のテーブルと椅子付き。
何と言っても管理人さんがとっても良い方でした♪受付時に作りたての「キノコ汁」をご馳走してくれ、栗駒山のお話など色々教えて頂き、都会では味わえない人の温かみを実感できました。次に登る時もここに泊まりたいです。 
◎1泊1人 420円
◎自動販売機(ビール&ジュース)あり
◎開設期間 6月上旬~10月下旬
◎テントサイト36、貸出し用テント、管理棟、炊事場、トイレあり
◎ボート 一隻(30分まで) 530円
◎特典 栗駒山荘の入浴割引あり

須川湖キャンプ場

須川湖キャンプ場のウッドデッキのテントサイト

須川湖キャンプ場

すぐ目の前に須川湖、後ろに栗駒山

下山後の温泉 

[栗駒山荘]
標高約1100mの展望大浴場は須川高原が見渡せる大パノラマ露天風呂。紅葉時期は特に最高のロケーションで温泉も楽しめます♪天気が良ければ「鳥海山」も…!?
◎入浴料 700円
◎日帰り入浴時間 9:00〜16:30
◎露天風呂あり
◎レストランあり(11:00〜15:00)
◎売店あり(地元の野菜、お土産など)
栗駒山バッジ 400円

栗駒山荘

今回の山で使用した便利グッズ

短いコースなので紅葉を見ながら山ごはんを楽しもうと「ホットサンド器」を持参しました。CHUMSのホットサンド器はこんな感じで模様が可愛い☆ ホットサンドだけじゃなく、肉まんやバームクーヘンを焼くと驚くほど美味しい!これから山ごはんを本格的に始めてみたい山ガールにオススメです♫ 

チャムスホットサンド器

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最後までお読みいただきありがとうございます♪ 「美しい紅葉の絨毯の栗駒山」の記事をお届けしました。

   
この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。


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