10月末日。晴天のハロウィンに雨飾高原で秋を満喫してきました。今年の紅葉は遅れているようでなんとか間に合いました。色鮮やかな紅葉のトンネルを潜り、ふかふかの落ち葉の絨毯を気持ちよく歩く幸せなひとときです。
沢を渡渉したり、垂直に近い岩壁を梯子やロープを使って登ったり…。 北アルプスを見ながらの稜線歩きもあり。低山とは思えないバラエティに富んだ山歩きです。
心地の良い秋風が吹く、スッキリと晴れた登山日和。暑くもなく寒くもないちょうど良い気候の中で食べるお弁当がとても美味しく感じられました〜♪
今シーズン最後で、最高の紅葉登山となりました☆
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目次
このコースのオススメPoint
雨飾山(あまかざりやま)は長野県北部の小谷村と新潟県糸魚川市の境に位置する標高1,963mの山。山頂で雨乞いをしたことにちなんでその名前が付けられたという説もあるそうです。
長野県側は小谷温泉、新潟県側は雨飾温泉、どちらも温泉が登山口となっています。今回、小谷温泉からの日帰り定番コースの荒菅沢を渡渉、豪快で迫力ある布団菱を楽しめる「荒菅沢コース」で山頂を目指してきました☆
「布団菱(ふとんびし)」と言われる荒管沢の奥、巨大な白い岩壁。その周囲の木々が見事な紅葉で彩られ、白の岩壁が鮮やかな紅葉の中に浮かび上がって見える絶景が楽しめます。
360度の展望を持つ山頂からは眼下に日本海、妙高連峰や戸隠連峰そして巨大な壁のように連なる北アルプス、中央アルプス。とにかく素晴らしい眺望なんです☆
登山道にはブナが多く、秋には見事な紅葉が見られると登山者の中では有名な山です。色付き始めは10月初旬。今年は色づきが遅かったようですが、10月中頃に見頃を迎えます。もう少しすると、紅葉が麓まで降りて山頂が冠雪するという、魅力的な三段紅葉が楽しめるそう。三段紅葉もいつか見てみたいですね〜♪
注意するPoint
台風の影響や雨の日が続いていたので、ぬかるんだ道、滑る木道が多い。特に荒菅沢までは足元が悪くて、水たまりも出てくるのでゲイター着用をオススメします。
荒菅沢から上は笹平まで結構な急登です。ハシゴや急な岩場、滑りやすい木の根などに要注意です。
登山コース
標準タイム6時間25分(登り:3時間40分 下り:2時間45分)
[登り]雨飾キャンプ場 110分 荒菅沢 85分 笹平 25分 雨飾山
[下り]雨飾山 15分 笹平 55分 荒菅沢 95分 雨飾キャンプ場
アクセス
[クルマの場合]
東京から雨飾キャンプ場まではおよそ290km。
※Googleマップでは「更埴インター」を出るように指示されますが細い道を通過するのでオススメできません。
長野インターからのルートがオススメです↓
[公共交通機関利用の場合]
①東京駅(北陸新幹線)長野駅(白馬方面行き特急バス)栂池高原(小谷村営バス)雨飾高原「雨飾壮前」
②新宿駅(中央線特急あずさ)松本駅(大糸線)白馬駅(大糸線)南小谷駅(小谷村営バス)雨飾高原「雨飾壮前」
③糸魚川駅から「雨飾山登山タクシー(予約制)」※片道1000円(2019年現在)
登山口
[雨飾高原キャンプ場]
雨飾山の小谷側登山口、人里離れた標高1,200mの地点に位置するキャンプ場。 雨飾荘前のバス停から徒歩60分なので公共交通機関でアクセスする登山者もいるようです。登山者専用のテントサイト(500円)をはじめ、オートキャンプサイトや3分100円の温水シャワー施設もあり、登山者に優しい施設。キャンプ用具のレンタルも行ってます。
◎営業期間 6月中旬~10月末頃(気象条件で変更あり)
◎駐車台数 50台(無料)
◎登山者用テントサイト 500円
◎雨飾山バッジ 700円
※登山者のためのサイト&売店は2019年は11月4日まで営業してました。
雨飾山のバッジの情報も載ってる上信越地方の山バッジコレクションはこちらです↓
[雨飾山荘]
新潟県糸魚川市の雨飾山山麓にある新潟県側からの「薬師尾根コース」の登山口。約60台駐車可能、トイレあり。
◎アクセス
JR北陸本線糸魚川駅から糸魚川バスで山寺上入口バス停へ(約30分、800円、1日5~8便)そこから徒歩2時間。
もしくは糸魚川駅からタクシーで雨飾温泉まで(約45分、7000円前後)。
下山後の温泉&ごはん
[道の駅 小谷(おたり)]
下山後は時間短縮と、直売野菜を買う目的もあったので、ご飯と温泉を一緒に楽しめる近くの道の駅へ。
日帰り温泉「深山の湯」
温度の違う2つの源泉の日帰り温泉施設。小谷の四季が感じられる露天風呂あり。サウナも完備。
◎営業時間 10:00~21:00(最終受付20:30)
◎入浴料 660円
※食事処で食事すると半額の330円になるのでとってもお得♪
食事処 鬼の厨(おにのくりや)
小谷産コシヒカリ・そば・山菜・きのこ・小谷野豚・野菜など小谷で採れた食材を使用。おすすめ料理はカマド炊きごはんと日替わりのおかずが楽しめる「かまど飯定食」
◎11:00~19:00(LO18:30)
[雨飾荘]
登山口から近い温泉施設ならココがオススメ☆ 雨飾キャンプ場から小谷側、標高900mに位置する山荘。源泉かけ流しを贅沢に満喫できる温泉宿です。内湯・露天風呂の両方あり。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉。徒歩3分のところにブナ原生林に覆われた雨飾高原露天風呂もあり。
◎日帰り入浴料 700円
◎営業時間 午後12:00~夕方(日により変動あり)
「雨飾高原露天風呂」
◎営業時間 10:00~21:00 ※2019年度は11月18日に終了
ちょこっと観光
[鎌池]
小谷側の登山道から少し逸れた標高1,190m地点に、紅葉の名所として名高い鎌池と、隣に小さな鉈池があります。水面に紅葉した木々が映る景色は絶景で、整備された遊歩道を1時間ほどで周回できます。登山後のちょこっと立ち寄りにオススメのスポットです。登山口から鎌池までがとてもキレイな紅葉に道となっていました☆
◎料金 無料
◎駐車台数 30台
今回の山で使用した便利グッズ
三角おむすび篭 折り畳み式
可愛らしい形の「おむすび篭」に一目惚れして購入。紐を解けば、すだれがそのままランチョンマットに早変わり。ランチタイムが終わったら、折り畳んでコンパクトに収納できます。竹は軽い素材なので重さも気になりません。
見た目だけでなく、通気性が良いので、中身が蒸れず、また付属の竹の皮には抗菌力があるので、お弁当を衛生的に保てます。久々の登山のお供になるヒット商品☆
最後に
全国の百名山の情報が詳しく載っているこの本、いつも参考にしてます。百名山制覇を目指す方にオススメ↓
情報量も多くて迫力ある3Dイラストで分かりやすい!! 鳥瞰図がとにかく眺めるだけでも楽しい!! 百名山に登る前も登った後も楽しめる1冊↓
最後までお読みいただきありがとうございます♪
「雨飾山で紅葉ピークのハロウィン登山」の記事をお届けしました。
この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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