1年で1番寒いと言われている2月。ちょうど1年前の記録です。はるばる東北の秋田県へ出向き豪雪地でスノーシューをしてきました。東京からの移動距離(東北道〜東北中央道経由)は500kmでなんと7時間(笑)
「山」と付いてますがここはキャンプ場。テントサイトのすぐ裏の里山(スキー場の跡地)でスノーシューハイクを楽しむことができます。平日だったこともあり真っ白な雪原を独り占め。前日に登った方がいたのでトレースもバッチリ残ってました。
スノーシューを付けて膝下まで沈むほどの積雪量なので広いキャンプ場内をグルっと1周するだけでもかなり楽しかったです。関東の雪質とは違いサラサラっとした踏み心地を満喫。
東北の雪深いところでスノーシューをやりたい!という気持ちもありましたが。実は積雪2mを超えるキャンプ場で雪中テント泊を体験したいというのが最大の目的。
キャンパーの間でも有名な「とことん山キャンプ場」での本格的な雪中キャンプ体験を紹介します。
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雪山テント泊経験者も、これから始めたいビギナーさんにもぜひ試してもらいたい! 今シーズン今からでも間に合います。豪雪地での雪中キャンプを動画で体感してみたい方はこちらをどうぞ↓
目次
キャンプ場の特徴
秋田県湯沢市のこのキャンプ場は積雪2m越えの豪雪地。本格的な雪中キャンプを体験できます。なんと言っても宿泊者は24時間露天風呂入り放題という特典はかなり魅力的。1泊1300円(温泉込み)とリーズナブルなので2泊+レイトチェック(+1000円)でたっぷり楽しんできました。
この日は30張りまで可能とのこと。フリーサイトですがテントが張れる数は限られているので、週末は早めに行かないと良い場所を確保するのが困難だと思います。
荷物は駐車場から貸出しているソリを使って100mほど運びます。設営時は登りで撤収時は下りです。整地&テント設営に2時間ほどかかりました。荷物運び&テント内レイアウトにさらに2時間…(笑)。
デメリット
めちゃくちゃ遠いので交通費が高い。片道7時間ほど。スタッドレス&4WD必須です。雪が降ったり止んだりと天候が安定しない地域。気温が上がると施設の屋根からすごい音で落雪するので要注意。
[キャンプ場] とことん山キャンプ場
[場所] 秋田県湯沢市
[料金] フリーサイト(前の人が設営していた跡地のスペースを使うが整地は必要)
◎1人1泊1300円(冬季料金、温泉込み)
◎レイトチェックアウト 1人1000円
[チェックイン] 11:00から
[チェックアウト] 12:00まで
[トイレ] 洋式、暖房
[炊事場] お湯出ます
[その他の情報]
◎予約はHPからネット予約(現地で現金、クレジット、電子マネー払い可能)
◎露天風呂利用はチェックインからチェックアウトまで(8:30~10:00清掃のため利用不可)
◎スノーシューレンタル 4h/550円
◎スコップレンタル 1日/300円
◎薪販売あり
※2022.2月の情報です
スノーシューコース
場内の詳細はこちら↓
セットで登山を楽しむなら
途中に立ち寄れる蔵王の熊野岳、刈田岳、地蔵岳などがオススメ
さすがに片道7時間運転は酷なので、初日は蔵王でスノーシューハイクしてホテルに1泊。次の日にキャンプ場に向かい2泊3日の雪中キャンプという日程を組みました。
以前、蔵王温泉スキー場から地蔵岳に登ったことがあったので…。今回は蔵王ライザワールドのリフトを使って刈田岳までピストン&氷瀑を見に行くコース。スノーモンスターに会えるのを楽しみにしてましたが…。
残念ながら天候は荒天。リフトでトップまで上がりましたが、ガスガスで数メートル先も見えず、トレース付けても雪ですぐ消えるという最悪のコンディション。無理せず、そのままゲレンデの脇を降りました(笑) いつかリベンジしようと思います。
[蔵王ライザワールド]
◎ライザワールド駐車場 750円(祝日)
◎ライザワールドリフト 1000円(片道)
※2022.2月の情報です
蔵王のバッジの情報も載ってる東北地方の山バッジコレクションはこちらです↓
蔵王の記事も載ってるスキーバスでアクセスできる雪山特集はこちら↓
アクセス
<行き>国道398号線は冬季通行止めなので宮城側からアクセスできません。東北自動車道〜東北中央道経由(浦和ICーかみやま温泉IC)蔵王ライザワールドへ。蔵王から下道利用。
<帰り>レイトチェックアウト利用したのでキャンプ場から日本海側に出て山形県鶴岡で1泊。次の日、海沿いをドライブしながら新潟市内へ。新潟でお寿司を食べてから関越道(新潟西ICー練馬IC)で帰宅。
冬のキャンプ装備
雪中キャンプならではソリを使って荷物を運ぶので、少なめにまとめました。冬はテントの中にストーブを置くので、空間を広くするためにコットをロースタイルにしてます。シュラフや防寒などは雪山テント泊と同じ物を使ってます。
防寒着類
テント内はストーブがあるのでそこまで厚着しなくても大丈夫です。寒くなったらいつでも温泉で温まることもできます。焚き火する場合は火の粉が飛んでくるので防火素材のアウターをオススメします(高価な山用ダウンやフリースも簡単に穴があくので要注意)
◎アウター(焚き火する場合は防火素材必須)
◎フリースやダウン(雪山登山用でOK)
◎インナーやタイツ&靴下など(雪山登山用でOK)
◎ネックウォーマー&手袋などの防寒アイテム(雪山登山用でOK)
◎ハードシェル上下&テムレス手袋(設営&撤収作業中に必須)
◎ブーツ(雪上は足元から冷えるのでスノーブーツ必須)
ノースフェイス、ソレルなど何種類かスノーブーツを試してきましたが雪中キャンプではやっぱり足先が冷たい。このブーツが今までで1番暖かいのでオススメです。
雪山登山で使ってる人が多いテムレス。テント設営時に活躍します。
居住空間
◎ワンポールテント&トリポット
◎コット&冬シュラフ
◎石油ストーブ(換気必須)
◎焚き火セット
◎スノーシュー&ショベル(整地するのに必須)
雪中キャンプではテントの屋根に雪が積もると大変なのでワンポールテントがいいと思います。
このストーブ、テント内がかなり暖かくなります。キャンプだけでなく自宅でも使用中でエアコンいらずです。
食事道具
◎2バーナー(ガス缶は冬用を使用)
◎鍋
◎ホットサンド器
◎クーラーボックス(ストーブを消したらテント内でも凍ります)
ガス缶はこの冬用ボンベじゃないと点火しない可能性はあります。
愛用してるバーナーです。風避けが付いてるので風に強いし、凹凸がないので掃除もしやすいので気にってます。
雪山テント泊の装備はこちら↓
キャンプ飯
キャンプ場に行く途中のスーパー&道の駅で食材購入。
◎おでん(1日目の夜&2日目の昼)
◎フレンチトースト(2日目の朝食)
◎きりたんぽ鍋(2日目の夜)
◎ホットサンド&コーンスープ(3日目の朝食)
立ち寄りスポット
道の駅 おがち
キャンプ場の近くの道の駅。地元の特産品が手に入ります。地酒や地ビール、きりたんぽもここで購入しました。
◎物産館 9:00〜17:00
◎レストラン 11:00〜17:00
ことぶき寿司 亀田店
わざわざ日本海経由で帰ることにした理由はコレ。美味しいお寿司が食べたかったから(笑)
◎営業時間 平日 11時~15時/17時~21時
土日祝日 11時~21時
道の駅 新潟ふるさと村
高速に乗る手前で見つけた道の駅。田中屋本店で購入した「笹だんご」の作りたての味に感動。近くに行くことがあったら必ずリピします。
◎営業時間 9:30〜17:30
好日山荘 新潟亀田店
こんなところに好日山荘が…。地方で見つけるアウトドアショップほ掘り出し物に出会えるかも。ということで立ち寄ってみたくなる(笑)
費用まとめ
高速
<行き>浦和ーかみやま温泉 5250円(休日)
<帰り>新潟西ー練馬 5160円(休日)
※祝日と土日を利用して3泊4日。往復ともに休日割引利用で高速代を節約。
ガソリン&移動距離
◎ガソリン代/18,600円(162〜170円/ℓ)
◎ガソリン量/112ℓ
◎移動距離/1100km
キャンプ代
◎3600円(1人1泊1300円・レイト1000円)
せっかく遠出するならば…登山だけでなくキャンプも一緒に楽しみたい!というわけで今後も増やしていこうと思ってます。今年もどこか行こうと計画中です。続編をぜひお楽しみに〜♪
最後までお読みいただきありがとうございます♪ 「秋田県の豪雪地とことん山でスノーシュー」の記事をお届けしました。この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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