毎年恒例となりつつある、山小屋泊の年越し雪山登山。
2016-2017の年末年始は「燕山荘」。2017-2018は「西穂山荘」。 そして3シーズン目となる2018-2019は安達太良山の「くろがね小屋」で年末年始を過ごしてきました。
「くろがね小屋」は日本で数少ない「源泉かけ流し温泉」付きの貴重な山小屋です。せっかく山の上で温泉に浸かれるのだから、寒い積雪期にぜひ訪れてみたいと思っていた憧れの小屋。
大晦日は天候が悪かったので小屋に到着後は、早々宴会スタート。温泉に浸かってまったり過ごし…。そして恒例のUNO大会。今年はトランプゲームも加わって大人数で大盛り上がり(笑)
21時半の消灯後、真っ暗な部屋でヒソヒソと小声でカウントダウンだけして就寝。
元旦は強風ガスガスで登頂できず、ご来光を拝むことも叶いませんでした…。でも安達太良山は冬は滅多に晴れない山なので想定内です(笑)
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今シーズン初の雪山だったのでモフモフの雪上を歩く久々の感覚を満喫、温泉付きの小屋で例年とは違う年越し登山を楽しんできました♪
2017-2018年「西穂山荘」でカウントダウンの記事はこちらです↓
厳冬期の安達太良山、登頂成功の記事はこちら↓

このコースのオススメPoint
くろがね小屋までの行程は短く、小屋から安達太良山までも約1時間ほどなので雪山初心者にもオススメです。また年末くらいはまったり登山を楽しみたい人にも最適だと思います。
小屋までは「馬車道」と「旧道」が何度も交差しているコース。「旧道」は多少登りもありますが、勢至平あたりからは平坦で歩きやすい道です。硫黄の匂いがしてきたら、小屋はすぐそこ!!
20時30分まで何度でも温泉に浸かり放題。食事はおかわり自由の「名物カレー」。大晦日なので年越し蕎麦の振る舞いあり。元旦の朝食はおせち料理。その後「新春餅つき大会」で餅つき体験と年末年始ならではの様々なイベントを楽しめます。

登山口。

あだたら高原レストハウス。ロープウェイを使って一気に1,300m付近まで行くことも可能。

スキー場の脇、ここから登山スタートです。

緩やかな登りの登山道。

木についてる雪がいい感じ☆

「馬車道」と「旧道」が何度も交差するコースを進みます。

天候はイマイチですが、うっすら小屋が…。

本日のお宿の「くろがね小屋」に到着です。

小屋のシンボルの黒い鐘 。

お正月気分になれますね…。

到着したら各々持参したおつまみで宴会スタートです!!

昨年に引き続き、今年もUNO大会〜♪

夕食は秘伝レシピの名物カレー ☆

年越し蕎麦が振る舞われました〜♪地元のこだわりのお蕎麦だそうで、とても美味しかったです☆

元旦の朝食。

2019年元旦の朝焼け。この後ガスって強風に…。

強風+視界も良くないので登頂は断念…。

「新春餅つき大会」

つきたてのお餅、美味しそう♪

下界に近くなるにつれ、青空が見えてきました(笑)
くろがね小屋について
開業1953年。年中無休のかけ流し温泉のある山小屋。 小屋裏すぐのところに源泉があるそうです。宿泊料金は1泊6,630円とリーズナブルな価格設定。
館内1階は玄関、食堂、トイレ、そして浴室。 2階が寝室となっていて、部屋ごとに登山靴を入れる場所、ザックを置く棚が室内に設置されています。寝具は敷布団に毛布2枚と枕なので、毛布を2枚掛ける人、1枚下に敷いて1枚を掛ける人さまざま。
お目当ての温泉は白濁したお湯の5〜6人入れるお風呂。飲み水は脱衣所の横の洗面台から利用できます。
夕食はおかわり自由の名物カレー。コンロと鍋が朝まで借りれるようなので、素泊まりにして鍋宴会も可能(要予約・1000円程度)
現在、くろがね小屋は建替えの計画を進めているとのこと。来年2020年3月31日までは通常通り営業予定。2020年4月1日以降は工事スケジュール等は決まり次第、ホームページで案内してくれるようです。

食堂はこんな感じ。

くろがね小屋のだるまストーブ。石炭ストーブなんだとか…。

吹き抜けになっているので1つのストーブで全館暖まるのだそうです。

売店メニュー☆

1階奥に浴室。

脱衣所の横の洗面台から飲み水利用できます。

二階が寝室。

部屋はこんな感じ。

靴の格納場所は下に…。
注意するPoint
小屋までのコース上に注意するポイントは特になし。アイゼン、わかんなどの必要もなし。
冬場天候が安定しないと有名な安達太良山なので、小屋から頂上に向かう場合はルートを見失わないように注意が必要。
◎小屋での注意ポイント
私たちの部屋は2階からさらにハシゴを登った上の階でした。上段へ上がるハシゴは要注意。荷物を持っての移動は大変でした。
また消灯後はストーブが消えるので入口付近、窓の近くは寒さ対策が必要です。
食堂のテーブルの上は火気厳禁(レンタルした鍋はOK)バーナーは床に置いて使うことになります(朝お湯は頂けます)
小屋のすぐ前、頂上への登山道に入るところに温泉の蒸気が出て雪が解けてる箇所あり。落ちたら危ないので長い竹のマークに注意しましょう。
登山コース
1st DAY 2時間30分
奥岳登山口 1時間50分 勢至平 40分 くろがね小屋(泊)
2nd DAY 1時間40分
くろがね小屋 30分 勢至平 1時間10分 奥岳登山口
アクセス
[クルマの場合]
東京からあだたら高原スキー場まではおよそ280km。
東北自動車道二本松ICから約15km。
[公共交通機関利用の場合]
JR二本松駅から岳温泉行きバスが運行されているので、岳温泉からタクシーを利用する。
※期間限定のシャトルバスあり(郡山駅⇔岳温泉⇔あだたら高原スキー場)
期間は2018年12月21日(金)~2019年2月28日(水)まで毎日運行
3月25日までの毎金・土・日・月曜日のみ運行
登山口
[奥岳登山口]
安達太良山への登山口。1500台の駐車スペースあり。
トイレはゴンドラ乗り場にあり。
小屋情報
[くろがね小屋]
くろがね小屋のお湯は、岳温泉の源泉から最も近い温泉。岳温泉は楽天トラベルの「美肌の温泉地ランキング」で第3位だそう。代々小屋主に受け継がれる秘伝のカレーが大好評。
◎日帰り入浴料 410円
◎1泊2食(暖房費&入浴料込み) 6630円
◎定員 50名
◎くろがね小屋オリジナルあだたらバッジ 580円
※2020年4月以降に建替え計画があるそうです。2020年3月末まで通常営業。
安達太良山のバッジの情報も載ってる東北地方の山バッジコレクションはこちらです↓
下山後の温泉
[あだたら山 奥岳の湯]
標高約950mに位置する日帰り温泉施設。 露天風呂の正面にはフェンスがなくてとても開放的な雰囲気。雪見風呂を満喫できるのでおすすめ♪
◎営業日 年中無休
◎営業時間 10:00〜18:00
◎入浴料 600円
最後までお読みいただきありがとうございます♪
「年末年始のくろがね小屋」の記事をお届けしました。
この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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