この時期限定のスキーバスを使って「上州武尊山」に登ってきました。
スキーバスツアーは、バス往復料金にプラスしてリフト券付なのでリーズナブルです。リフトを使って標高を稼げるので体力的にもかなり楽できるんです。
今回利用した「川場スキー場」は首都圏から車で約2時間とアクセスが良い人気のスキー場です。土日はすぐに満席になってしまうと思いましたが、予約したのは2日前(笑)
人気があるので複数のバス会社が取り扱っているらしく直前予約も可能でした。天候が変わりやすい冬山ですが、予報を確認してからでも予約できるのは嬉しいですね♪
というわけで晴れ予報を狙えたので、快晴で澄んだ青空の登山日和。 朝発バスの場合どうしてもスタートが遅くなってしまうのですが…この日は入山者も多く、トレースもバッチリ!! 先行者のトレースを有り難く使わせていただき、短時間で雪山登山の魅力を堪能できました。
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他にもスキーバス利用で登れる雪山の記事はこちら↓
電車やバス利用でアクセスできる雪山テント泊についてはこちら↓
このコースのオススメPoint
「武尊山」は群馬県利根郡の中心に位置し、7つの2,000m峰が連なって形成されている山。主峰・沖武尊は標高2,158mです。
登山スタートとなるゲレンデトップ標高1,870mまで、2本のリフトを乗り継ぎます。 まずゲレンデに出て2つあるうちの左側のリフト「桜川エクスプレス」に乗車。2本目も左側のリフト「クリスタルエクスプレス」に乗車しゲレンデトップへ。
リフトを降りて目の前の尾根に取り付きます。登り始めからいきなり急登が待っていますが、ひと登りして稜線に上がれば、一気に展望が開け絶景が目に飛び込んできます☆ 遠くの山々までどこまでも見渡せるその眺望に感動でした!!
そして360度見渡せる大パノラマの中、雪上歩きを体験できるのがこの山の一番の魅力だと思います。
剣ヶ峰山を過ぎれば、比較的なだらかな稜線歩きが楽しめます☆ そして剣ヶ峰へと続く凛々しい稜線、西には谷川連峰、南に赤城山、そして燧ヶ岳、至仏山などの尾瀬方面の山々など、山頂からの眺望がとにかく抜群なんです。
アイゼンワークの練習にもなる急斜面の登り下りあり。適度にアップダウンもあり。ピッケルが効かない「ふかふか雪」もあれば、風で飛ばされて締まったサクサク雪の上も歩いたりと様々な雪質も楽しめます。
山頂からの展望、360度を見渡しながらの「稜線歩き」スノーモンスターの「樹氷ゾーン」に「エビのしっぽ」そして「シュカブラ」など…。 短時間で冬山の美しさ、雪山登山の面白さなどがたっぷり凝縮されているコースです。
注意するPoint
剣ヶ峰山は細い尾根道なので通過注意。登りは微風で良かったのですが下山時に風が強くなったので足元に注意して進みました。
剣ヶ峰山の直下がかなり急斜面の下りです。高度感もあり雪山に慣れていない人は少し怖い箇所だと思いますが、短いので慎重に進めば問題ないでしょう。
その後も短いアップダウンが続きます。稜線上遮る木々がないので風が強い場合、注意が必要。
剣ケ峰山から先は鞍部まで下りて、山頂まで登り返します。山頂直下は急な広い斜面。少し左側から回り込んだルートを使いました。ここはトレースがなかったらラッセルが大変な斜面だと思います。
積雪が多い箇所、踏み抜きそうな箇所も少しありましたがわかんは使わずにオールアイゼンで問題なかったです。急斜面ではふかふかな雪質のためピッケルは刺さらず、ダブルストックのほうが登り下りしやすかったです。この日はほとんどの方がダブルストックでした。
[スキー場から登山者への注意事項]
※クリスタルエクスプレスは15:45、桜川エクスプレスは16:00までの運行
※ゲレンデ内の徒歩やソリでの下山は禁止
※リフトは2名または1名で乗車し荷物は隣にのせる
※チケットカウンターにてリフトICカード購入(交換)時に登山届けに記入&提出が義務づけられています
※登山届けは公式ホームページからダウンロード可能(記入して持参すれば時間短縮できます)
https://www.kawaba.co.jp/snow/pdf/climbing_notification.pdf
※下山後はチケットカウンターで必ず下山報告するようにとのこと。報告しないと電話がくるそうです。
登山コース
雪山標準タイム5時間(登り:2時間50分 下り:2時間10分)
川場スキー場ゲレンデトップ 50分 剣ヶ峰山 120分 武尊山 90分 剣ヶ峰山 40分 川場スキー場ゲレンデトップ
※上記は雪山での参考タイムです。この日のようにトレースがあり、天気が良いというコンディションの場合は3時間ほどで往復可能。
アクセス
[スキーバスの場合]
◎ビックホリデーの川場スキー場スキーバス利用(新宿or池袋から)
7900円(往復バス+リフト券付き)
[往路]6:45新宿発→(シャトルバス)→07:45池袋発→10:20 川場スキー場着
[復路]17:10 川場スキー場発→21:40 新宿着(関越渋滞のため約1時間遅れの到着)
[電車の場合]
上越新幹線「上毛高原駅」から「8:00発」「9:00発」の2本運行無料バスが運行。
JR上越線「沼田駅」から「8:40発」運行無料バスが運行。
[クルマの場合]
関越自動車道で練馬から沼田ICまではおよそ1時間20分。 沼田ICから川場スキー場まで25分。
※雪道が心配なら「道の駅 川場田園プラザ」からスキー場までの無料直通バスも利用できます
登山口
[川場スキー場]
首都圏から車で約2時間とアクセスが良いスキー場。土日は立体駐車場に入りきらないほどの混雑(少し下がったスペースに駐車してる車がありました)駐車場内にトイレあり。またセンターハウス内には食堂、売店、トイレ、更衣室などの設備あり。
7階からゲレンデに出られます。チケットカウンターも7階。ツアーのリフト交換券とリフトICカードを交換(保証金500円。返却時に返金)その時、施設で備え付けの登山届けに記入&提出が義務。
◎リフト運行時間 平日8:30〜16:00 土日8:00〜16:00(3/24まで)
[ファンシーショップ]
7Fにある売店。地域特産品からスナック菓子、コンビ二商品まで豊富な品揃え。こちらで「武尊山」の登山バッジが購入できます。
◎営業時間 〜16:50まで
武尊山のバッジの情報も載ってる北関東地方の山バッジコレクションはこちらです↓
下山後のごはん
[PIER39]
川場シティ7Fにあるハンバーガーショップ。本場アメリカサイズの「チリドッグ」「フィリーチーズステーキサンド」などボリューム満点なメニューが揃ってます。
◎コロナ 600円
◎チキンサンド 800円
◎ホットドック各種 500円〜
◎スープ各種 500円
雪山のオススメ行動食
おにぎりもパンもチョコも凍ってしまう雪山での行動食としてオススメしたいのが干し柿です。
乾燥した柿は糖分が濃縮されているので、素早くエネルギーを吸収できます(食べ過ぎには注意)
また干し柿に含まれているカリウムが運動中に足がつることを防ぐ働きもあります。
最後に
雪山登山を始めてからコースの参考にしてる本をご紹介します♪
とても分かりやすくルートを紹介しているのでオススメです。
比較的歩きやすい初心者向けのコースは↓
最後までお読みいただきありがとうございます♪
「スキーバスで日帰り雪山登山☆武尊山」の記事をお届けしました。
この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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