2016-2017年は燕山荘、2017-2018年の今年は西穂山荘で年越しを過ごしてきました。
2018-2019年「くろがね小屋」で年越しの記事はこちら↓

西穂山荘名物☆巨大雪だるま(2017年大晦日バージョン)

西穂山荘名物☆巨大雪だるま(2018年元旦バージョン)
2日間とも天候が悪く、小屋でのんびりご飯を作って昼から宴会。カウントダウンのイベントが始まるまで3時間UNO大会になりました(笑)
小屋は想像以上に暖房が効いていて防寒着が必要ないくらいの暖かさ。食事も夕食はボリュームたっぷりで年越しそばも…。朝食はお雑煮とおせち料理でお正月気分を味わえ大満足でした☆

大晦日の夕食は年越し蕎麦とボリュームたっぷりなおかずでした☆

元旦の朝食はお雑煮と立派なおせち料理でした☆

元旦の朝食後におしるこのサービスあり
別館レストハウスは自炊可能なのでご飯やおつまみを作って宴会するグループがいたり、本館の食堂で静かに本を読んだりお茶する人も。
また私たちグループのように個室の部屋でゲームを楽しんだりと…。
年末なのでそこそこ混雑はしてましたが、各々が過ごすスペースは十分あったのでのんびり山荘で過ごすことができました!

カウントダウンまでの時間つぶしにUNO大会(山荘でUNO、トランプ、かるたなど借りられます)

6つの布団の部屋に7名で宿泊しました
そして西穂山荘のカウントダウンイベントは予想していた以上の盛り上がり。まるでクラブやフェスのカウントダウンのようで驚かされました。イベント会場の別館レストハウスは、人で溢れ、スタッフの方々が仮装し、登山客にも被り物や仮装グッズが貸し出されて物凄い熱気!

0時直前、西穂カウントダウンイベントのクライマックス

2018戌年ということで、イヌのかぶりものをお借りして、年女にかぶせてみました♪

別館レストハウス、カウントダウンイベント直前の様子。この後ここに人が溢れて大変なことに…
年齢層もバラバラで、常連の年配の方だけでなく20代くらいのグループも、さらにソロの方も多く参加していたのは意外でした。
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山荘までは通年営業している新穂高ロープウェイを降りて1時間半とアクセス良し。雪山の装備がある人はカウントダウンイベントを1度経験してみる価値ありです♪
1年後に「山と渓谷2018年12月号」の〜年末年始は山小屋で〜という企画に私たちグループの写真が掲載されていました☆
このコースのオススメPoint
北アルプスでは珍しく通年営業している西穂山荘。ここに宿泊すれば時間に余裕を持ってアタックできます。
1月2月は天候が安定しない日が多いですが、コンディションが良ければ初心者でも丸山までは登れると思います。実際ツアーの団体さんは丸山までが多いようです。
雪山歩きに慣れて岩稜帯もアイゼンで歩けるようなら独標までも登れます。 山頂まで行かなくても丸山、独標からの景色も最高です♪
独標から先は上級者コースなので体力&レベルに合わせて挑戦してもらえればと思います。
人を寄せ付けない厳冬期の北アルプスですが、その冬景色は八ヶ岳やその他の山域とは全く比べ物にならない景色が堪能できます。そんな北アルプスの絶景を1泊で味わえる西穂はおすすめの雪山コースだと思います。
ちなみに2年前の残雪期の丸山、独標はこんな感じでした↓

天気がよければこんな景色が見えたはず(2016.4月撮影)

天気がよければこんな景色が見えたはず(2016.4月撮影)
注意するPoint
1日目も2日目も天気が悪く吹雪いてました。山荘から少し登ったら風が一層強くなり、トレースもすぐに雪で消えてしまいそうな雰囲気だったので丸山までにして下山しました。
小屋の方の話だと、ホワイトアウトになると自分の靴も見えなくなることもあるそうです。天気が良くない場合は無理せず撤退したほうがいいと思います。
また新穂高ロープウェイは、風速15m以上の強風時に運行を見合わせることがあるそうなので事前に確認が必要です。

雪の回廊を抜けてここから本格的な登山スタートです

行きも帰りも真っ白でした…

西穂山荘到着〜♪でも真っ白…

こんな感じなので丸山から独標に向かう人はほとんどいませんでした…

景色は全く見えない丸山山頂。風も強くてここまでが限界でした

丸山へ向かう風景
登山コース
1st DAY 雪山参考タイム 90分
西穂高口 90分 西穂山荘
2nd DAY 雪山参考タイム 90分
西穂山荘 15分 丸山 15分 西穂山荘 60分 西穂高口
アクセス
[クルマの場合]
東京から新穂高ロープウェイまではおよそ285km。
東京 首都高速 中央道 松本IC 平湯 新穂高ロープウェイ
お得情報
諏訪湖SA売店で新穂高ロープウェイの往復割引券が購入できます(2,900円→2,600円)
[公共交通機関利用の場合]
その1)新宿駅 4時間30分(高速バス往復10,500円) 平湯温泉 30分(濃飛バス片道890円) 新穂高ロープウェイ
その2)竹橋 (登山バス往復13,500円) 新穂高ロープウェイ
登山口
[西穂高口]
新穂高ロープウェイは、第1ロープウェイと第2ロープウェイがあり乗り継いで山頂駅の「西穂高口」を目指します。標高2,156mの山頂駅には展望台もあり、雪の回廊も楽しめるので観光客で賑わっています☆
◎冬期始発 9:00 終発16:15
◎運賃 往復2,900円
※6kgを超える荷物は、荷物券(片道300円)が必要です

新穂高ロープウェイの冬期始発は9時

新穂高ロープウェイ駐車場は予想以上の混雑でもう少し遅かったら停められなかったかも…(8時くらいに到着)

西穂高口周辺は雪の回廊になってました(高さ3m、全長240m)観光客もたくさんいました☆

西穂高口展望台(2016.4月撮影)

西穂高口展望台から(2016.4月撮影)
小屋情報
[西穂山荘]
標高2,367mの高地にありながら、北アルプス南部では唯一通年営業している山小屋。岐阜県側の新穂高温泉からと、長野県側の上高地からもアクセス可能。
本館と別館があり部屋の広さはそれぞれ6畳~14畳。別館レストハウスで山荘名物の西穂ラーメンやカレー、各種お土産など販売。
◎通年営業
◎レストハウス喫茶営業 7:00~19:00まで
◎料金 1泊2食付9800円 テント泊1000円

西穂山荘と雪だるま

西穂山荘では、年越し蕎麦ではなく年越ラーメンが有名らしいです

映画「岳」はここ西穂で撮影されてました…この時はまだ山登りしてません(笑)

西穂テン場
下山後の温泉&ごはん
[ひらゆの森]
元旦も営業していた平湯温泉の日帰り温泉施設へ♨ 16種類の露天風呂が楽しめます☆ しかも雪見風呂☆さらにワンコイン。
併設のレストラン「もみの木」は森の中っぽい良い雰囲気でくつろげます。飛騨牛が食べられるのも魅力♪
◎入浴料 500円
◎営業時間 10:00〜21:00
◎レストラン「もみの木」 11:00〜21:00まで営業
- 瓶ビールに飛騨の文字入り
- ポテト
- カツカレー
- 冬季限定のサーモンいくら丼
- 冬期限定の鍋焼きうどん(味噌味)
- 焼きカレー
今回の山で使用した便利グッズ
冬のおすすめザックはULA EQUIPMENT(ウルトラライトアドベンチャーイクイップメント)のCircuitです。
ロングトレイルの本場で人気のUSA発ウルトラライトザック。
重量は約1.16kg。本体47.2L+ポケット類16.7Lで総60L以上の容量なので夏のテント泊もこれで行けます。
冬装備の場合、便利なのが大きなサイドポケットです。12本アイゼンも収まるので出し入れが簡単☆ メッシュフロントポケットにも小物がたくさん入れられるし、縮めて使うこともできるので日帰り&小屋泊の雪山でも大活躍中です。
西穂高岳のバッジの情報も載ってる北アルプスの山バッジコレクションはこちらです↓

最後までお読みいただきありがとうございます♪
「年越しにオススメの山小屋☆西穂山荘」の記事をお届けしました。
この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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