日本で第二位の高さを誇る北岳、奥穂高岳と並ぶ第三位の間ノ岳。
この2つの山の稜線歩きを楽しむために天気が良い日を待って待って(笑)やっと2泊3日の山行を決行。
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初日は北岳肩の小屋でテント泊、次の日に北岳&間ノ岳の稜線を歩き、最終日に「広河原」に下りるコースのはずでしたが…。
なんと初日夜に風邪をひいてしまい、2日目は1日安静、3日目に北岳に登って下山という行程に変更になりました。
このコースのオススメPoint
「北岳」は3000m級の山の中では比較的登りやすいので、山登りに慣れてきた初中級者が挑戦しやすい山だと思います。多彩なルートがあり、すべての小屋にテント場があるので小屋泊派もテント泊派も色々な行程を組むことができるのが魅力。
登り始めは樹林帯ですが「小太郎尾根分岐」から展望が開け、甲斐駒&仙丈ヶ岳が目の前に! その迫力はそれまでの疲れが吹き飛ぶ絶景です。
この時期になると登山道から雪渓は消え、全体的に危険も少なく、いつでも登山者が多い山なので女性のソロ登山でも安心〜♪
魅力は多数ありますが1番の魅力は、山頂からの間近に見える富士山と朝焼けのコラボだと思います。本当に綺麗な色のグラデーションで感動的です!
また360度パノラマ展望なので、富士山はもちろん甲斐駒&仙丈ヶ岳&鳳凰三山などの南アルプスの稜線、遠くに槍ヶ岳や北アルプスの山々まで見渡せます。
北岳山荘に宿泊して間ノ岳&農鳥岳を目指す人が多いようで、肩の小屋は空いてて過ごしやすかったです☆
小屋からの展望も良くて、北岳まで1時間30分で往復できるので1泊2日のコースとしてオススメです♫
注意するPoint
9月初旬の時点で、小屋以外の登山道に水場はありません。雪渓もありませんでした。
下山で使った「草すべり」コースが急斜面で滑りやすく感じましたが、特に危険を感じる箇所はなかったです。
ですが肩の小屋の標高はさすがに3000m。
稜線は風が強く、昼間でも防寒着は必須。日が落ちてからはすべての防寒着を着込んでも寒さを感じるほど。防寒着に関しては十分な準備が必要です!
それから人気の山なので平日でも登山道はかなりの混雑です。
特に芦安から広河原までのバスはぎゅうぎゅう詰めでした。
早めに並ぶ、もしくは確実に座れる乗合タクシーの利用をオススメします。
登山コース
1st DAY 標準タイム5時間30分
広河原山荘 25分 白根御池小屋分岐 2時間5分 大樺沢二俣 右俣コース 2時間30分 小太郎尾根分岐 30分 北岳肩ノ小屋〈テント泊〉
2nd DAY
風邪のためテント場で休養
3rd DAY 標準タイム5時間10分
北岳肩ノ小屋 50分 北岳 40分 北岳肩ノ小屋 20分 小太郎尾根分岐 草すべり 1時間30分 白根御池小屋 1時間30分 広河原山荘
アクセス
[クルマの場合]
東京から芦安駐車場まではおよそ150km
東京 中央自動車道 双葉JCT 中部横断自動車道 白根IC 13km 芦安駐車場
※芦安駐車場は第1から第8まであります
バス&タクシー乗り場に1番近いのは第2駐車場です
詳しい位置は↓
https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kanko/yama/files/shiei-parking01.pdf
[公共交通機関利用]
シーズン中はJR甲府駅からも広河原までバスが出てます
登山口
[広河原]
芦安駐車場から広河原までマイカー規制のためバスor乗合タクシーを利用
◎バス 1130円(南アルプス利用者協力金100円含む)
◎乗合タクシー 1200円(南アルプス利用者協力金100円含む)
テント場情報
[北岳肩の小屋]
仙丈ヶ岳が目の前の稜線上は風が強いので、富士山&鳳凰三山が見渡せる下に降りた場所にテントを張りました。トイレは小屋横とテン場近くの2カ所あり。
◎テント泊 1泊700円
◎水1ℓ 100円
◎トイレ 1回100円
小屋情報
[北岳肩の小屋]
なんと標高3000mで生ビールが飲めます!
外で飲むのは若干寒いですが…。
◎生ビール 900円
◎缶ビール 600円
◎コーヒー、紅茶 300円
◎ペットボトル 500円
◎北岳バッジ 500円
◎農鳥岳バッジ 500円
[北岳山荘]
◎間ノ岳バッジ 600円
[白根御池小屋]
◎北岳バッジ 600円
下山後の温泉
[白峰会館]
芦安駐車場近くに日帰り温泉多数あり。1番近くに白峰会館へ
◎営業期間 6月中旬から11月上旬
◎営業時間 9:00〜16:30
◎入浴料 700円
◎露天風呂あり
◎食事処あり
今回の山で使用した便利グッズ
今回は標高3000mのテント泊で使用した防寒着について紹介します。
◎ニット帽&手袋
◎メリノウール(薄手の長袖。縦走で毎日着てても臭くならない)
◎ソフトシェル(標高が高いので稜線歩きなどの行動中にも着られるのでフリースではなくソフトシェルを選択。風が強かったのでフード付きが役立ちました)
◎ダウンジャケット(夏用の薄手で軽量のものを使用)
シュラフは夏用のモンベルダウンハガー800#3です。
最後までお読みいただきありがとうございます♪
「1泊2日で富士山と朝焼けのコラボを楽しむ北岳」の記事をお届けしました。
この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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