2日目はたっぷり観光を楽しみ、3日目は「白山」に登ってきました。
「市ノ瀬登山口」に移動して車中泊の予定でしたが、台風接近中で近辺に土砂災害警報が…。夕方からすごい豪雨だったため、登山口より手前に道の駅「瀬女」で車中泊。早朝5時前に登山口に到着するとすでにバス停の前で並ぶ登山者の列ができていました。
「別当出合」をスタートして 「砂防新道」から「室堂」を経由して「御前峰」を目指すルートで頂上を目指しましたが…。
休みをずらして登ることが多い私は久しぶりに登山道渋滞を味わうことに(笑) 予報では徐々に天候が回復する見込み。その情報を信じて登ってみたのですが「弥陀ヶ原」辺りで土砂降りに…走って「室堂ビジターセンター」に駆け込みました。なんとか最高峰の御前峰まで登頂しましたが、悪天候で展望を楽しむことは叶いませんでした。
…ですが、山頂付近は様々な高山植物が咲き誇った素晴らしいお花畑♪この時期は白山に咲くほぼすべてのお花が見られる貴重な期間なんだそうです。特に今年はコバイケイソウのアタリ年らしく綺麗な群生が見られました☆
整備された登山道、登山者も多く危険箇所も少ないので、多少の雨なら不安を感じることもありません。また避難小屋やビジターセンターなど休憩ポイントやトイレも充実。多くの登山者に親しまれている人気の山だと納得です。
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そろそろ虫も出始めて虫除け対策が必要な時期になってしまいましたね。
虫除け対策にはぜひこちらを参考にしてみてください↓
目次
このコースのオススメPoint
白山とは、2,702m最高峰の御前峰(ごぜんがみね)・剣ヶ峰(けんがみね)・大汝峰(おおなんじみね)の「白山三峰」を中心とした周辺の山峰の総称。石川、福井、岐阜、富山の4県にまたがっています。日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新花の百名山に選定されています。
富士山、立山と並ぶ「日本三霊山」のひとつで、古来より信仰の山として多くの登拝者が訪れたこともあり登山コースも豊富です。降雪が多く雪をかぶった姿が夏まで残ることから「白き山」と呼ばれていたのが「白山」の名前の由来だそう。
1番の魅力は、御前峰山頂から360度見渡せる眺望の良さ。白山から見た北アルプス、北陸・東海の山々に感動するでしょう。また付近には大小7つの湖が点在していてとても神秘的な雰囲気です。
7月中旬から花の時期を迎え、クロユリをはじめとする色とりどりの高山植物が豊富。ハクサンと名前がつく高山植物はこの山で最初に発見されているからだそう。珍しい花も多く、たくさんの花が咲くこの時期が本来の「白山」を楽しめるのかもしれません♪
見事に咲き誇る高山植物のお花畑に魅了され、雪渓が残る絶景も楽しめるとても魅力的な山だと思います。今回のように天候が微妙でも、この時期限定の花たちを愛でるためだけでも貴重な経験だと思います☆
日帰りでも十分楽しめましたが…。室堂や他の小屋に1泊、もしくは「南竜ヶ馬場キャンプ場」でテント泊して日帰りでは味わえない経験もぜひしてみたいです!
注意するPoint
途中で雨が降ったので滑りやすい箇所もありましたが…整備が行き届いていて全体的に歩きやすい登山道でした。
細い登山道が多かったのですれ違いには気を使います。登山者がとても多くて、追い抜くことが難しいので1列でゆっくり登っていくという感じでした。私的には息が上がらないゆっくりペースで登れたので登りやすかったです(笑)
砂防新道には登り専用&下り専用に分かれて進む区間があります。登り専用は急な感じがしましたが、下り専用はなだらかに下りていくのでラクに感じました。
登山コース
標準タイム 7時間20分(登り:4時間20分 下り:3時間)
[登り] 別当出合 50分 中飯場 90分 甚之助避難小屋 50分 黒ボコ岩 10分 弥陀ヶ原 20分 室堂ビジターセンター 40分 御前峰
[下り] 御前峰 30分 室堂ビジターセンター 10分 弥陀ヶ原 10分 黒ボコ岩 50分 甚之助避難小屋 50分 中飯場 30分 別当出合
アクセス
[クルマの場合]
金沢駅から市ノ瀬まではおよそ65km。約1時間30分ほど。
※市ノ瀬から別当出合まではマイカー規制あり(7月から10月までの週末)
中出登山口から市ノ瀬まではおよそ50km。約1時間ほど。
[公共交通機関利用の場合]
金沢駅から北陸鉄道『白山登山バス』で別当出合(約2時間)
小松駅・小松空港から小松タクシー『白山登山エクスプレス』(予約制)
登山口
[別当出合]
白山の代表的な登山口。標高は約1250ⅿ。シーズン中は週末を中心にマイカー規制され、6km手前の市ノ瀬からシャトルバスが運行される(シャトルバスの始発は5:00で20分ぐらい)
◎駐車 約200台可能
山小屋
[白山室堂ビジターセンター]
標高2,450mに位置し、白山登山の中心基地。白山山頂郵便局、金沢大学医学部白山室堂診療所などが併設。
◎営業期間 5月1日~10月15日まで(完全予約制)
◎収容人員 750名
◎軽食営業 7月1日 ~ 10月15日(予定)の11:00~13:00
◎白山バッジ 500円
白山のバッジの情報も載ってる北陸地方の山バッジコレクションはこちらです↓
[甚之助避難小屋]
砂防新道の途中、標高約1,970m地点。LED照明が導入、トイレも水洗式。
◎水場 7〜10月
◎トイレ 通年
◎収容人員 約20人
[市ノ瀬ビジターセンター]
白山登山の重要拠点。白山国立公園に関する情報や、登山に必要な知識等を提供。
◎営業期間 4月下旬~11月5日
◎営業時間 8:45~17:00
◎約700台駐車可能
下山後の温泉&ごはん
下山後は登山口の近くの温泉は混雑が予想されたので金沢駅まで戻って日帰り温泉施設へ。
[極楽湯 金沢野々市]
高濃度炭酸風呂、露天風呂、寝湯、電気風呂、サウナなど充実の温泉施設。食事処もありメニューも豊富☆ クーポンを利用するとで250円割引でお得です。
◎入浴料 600円(クーポン利用)
◎営業時間 平日 9:00~深夜2:00 日祝 7:00~深夜2:00
[道の駅 瀬女(せな)]
石川県白山市瀬戸にある国道360号の道の駅。登山口まではクルマで40分。 車中泊に利用。
今回の山で使用した便利グッズ
雨の日の登山に欠かせないレインウェアについて…。
夏にレインウェアを着ると蒸れて暑かったり、肌にペタッと付いて気持ち悪かったり、シャカシャカとして歩きずらかったり不快な思いをすることが多いと思います。
◎レインジャケット
今年から導入した「ティートンブロスのツルギライトジャケット(ブラウン)」。初めて雨の中歩いてみました。デザインもカッコイイけど、流行りの(?)アースカラーがとっても気に入ってます☆ 肌触りが柔らかく、帽子をかぶったままでも脱ぎ着可能。適度に水滴を弾いてくれて大活躍でした。
◎レインパンツ
レインパンツはMILLET(ミレー)の全天候型レインウェア「ティフォン50000ストレッチイージーパンツ」を使ってます。
一般的なレインウェアの2〜3倍の透湿性。レインパンツ独特の固い感触が全くなくて、シャカシャカ音もしません。裏地に肌触りのいいニット素材を使用してるのでしなやかな履き心地です。さらに収納もレインウェアよりもコンパクトだし、普通のトレッキングパンツとしても十分使えるのでとても便利です★
◎雨用手袋
UV用や防寒用の手袋だと濡れて指先がすぐに冷えてしますこともあるので、雨用手袋も重要だと思います。「アクシーズクイン ライトシェルウォータープルーフグローブ」はわずか26gと超軽量の完全防水グローブです。レインジャケットとこれを一緒にいつも忍ばせています。
※高速バス、レンタカーを利用する際、楽天トラベルのクーポンはかなりお得なので毎回利用させてもらってます☆
最後に
全国の百名山の情報が詳しく載っているこの本、いつも参考にしてます。百名山制覇を目指す方にオススメ↓
情報量も多くて迫力ある3Dイラストで分かりやすい!! 鳥瞰図がとにかく眺めるだけでも楽しい!! 百名山に登る前も登った後も楽しめる1冊↓
最後までお読みいただきありがとうございます♪
「北陸山旅シリーズ② 石川県の百名山☆白山」の記事をお届けしました。
北陸山旅シリーズ① 荒島岳のレポートはこちら↓
この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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