7月下旬。昨年同様に「北海道遠征」を計画していたのですが、天気が悪すぎて延期に…。
関東の梅雨明けは例年よりも遅く、しかも台風が接近中とのこと。なるべく台風の影響が少なそうな山域を探して、一足早く梅雨明けした北陸地方の2つの百名山「荒島岳」と「白山」に登ってきました。
今回も新宿から高速バスを利用。拠点はバス便も多く、ビジネスホテルも充実、美味しい海鮮や観光スポットも豊富な「金沢」です。
金沢は立山方面の山に登った帰りにいつも立ち寄るお気に入りの街。今回は山のレポートだけでなく、金沢や能登のオススメの観光スポットや美味しいお店も合わせて紹介していきます。まず1日目はコースタイムの短い「荒島岳」に登頂してきました。
そろそろ虫も出始めて虫除け対策が必要な時期になってしまいましたね。
虫除け対策にはぜひこちらを参考にしてみてください↓
目次
このコースのオススメPoint
標高1523m。福井県大野市にある「荒島岳(あらしまだけ)」。福井県で唯一、日本百名山に選ばれた山です。 大野盆地の南東にそびえ、別名「大野富士」と呼ばれる独立峰。山頂から目の前に見える白山や北アルプス連峰の山々、そして越前大野の街を見渡せる眺望の良さが魅力の山です。
コースは勝原(かどはら)、中出(なかんで)、新・下山、佐開(さびらき)と4ルートもあり、それぞれバラエティ豊かな登山コースです。
今回は深田久弥も歩いたと言われている小荒島岳を経由する中出コースで山頂を目指してきました。
この山は雪で段差がなくなる冬はとても歩きやすくなるそう。豪雪地帯の雪質と雪量をぜひ感じてみたい!! 今回は曇っていて山頂からの展望が見られなかったので、今度は冬にまた訪れたいと思います☆
注意するPoint
コースタイムは約6時間と短いのでそれほど大変ではないと思っていたのですが…。
下界は30度を超える真夏日。
梅雨寒だった7月前半からの急な温度変化に体がまだ暑さに対応していない…。
樹林帯で日陰なのにかなり蒸し暑い…。
さらに雨が続いていたので滑りやすい登山道。修行のような気持ちでなんとか登りきったという感じです(笑)
荒島岳名物の「もちがかべ」付近や、「中荒島岳の直下」辺りは神経を使う登り下りで体力を消耗。大きい段差や滑りやすい泥道も所々に出てくるので慎重にならざるを得ない。特に下山時にはトラロープや鎖を補助的にうまく使って下りる必要ありです。
途中に小屋もなく休憩スポットも少ないので、思っていたより辛い山だったというのが正直な感想。コースタイムが短いからといって甘くみてはいけない山もあるんだなぁ〜と実感しました。
想像以上の暑さで体力&水分を奪われたので、この時期は特に十分な水分を持参するべきだと思います。
登山コース
標準タイム6時間(登り:3時間20分 下り:2時間40分)
駐車場 120分 小荒島岳 20分 シャクナゲ平 60分 荒島岳 40分 シャクナゲ平 20分 小荒島岳 100分 駐車場
アクセス
◎高速バス
[往路]
グリーンライナー4列ゆったり<コンビ>
新宿ー金沢 4,750円
[復路]
JAMJAMライナー4列ゆったり<コンビ>
金沢ー新宿 5,500円
※行きの「グリーンライナー」はリクライニングがあまり下げられず、さらに休憩中の車内が明るすぎてよく眠れなかったのが個人的な感想。帰りのJAMJAMライナーは今まで利用してきた深夜バスの中で1.2位と感じるほど快適な乗り心地だったのでオススメのバスです。
※楽天トラベルのクーポンはかなりお得なので毎回利用させてもらってます☆
◎レンタカー
24時間営業の「ジャパンレンタカー」
1日目の6時から3日目の21時(72時間) 13600円(コンパクトカー・安心保証付)
※金沢駅からタクシーで移動。片道1000円ほど。
◎金沢駅から
金沢駅から荒島岳中出登山口まではおよそ110km。高速利用で約1時間30分ほど。※高速代 約2000円ほど(平日料金)
公共交通機関利用の場合
JR越美北線(九頭竜線)「越前大野駅」→乗合タクシー「友兼・蕨生線」(20分)or →市営バス「白山線|鳩ヶ湯行き」(10分)→中休→徒歩(75分)→中出登山口
登山口
[中出(なかんで)登山口]
今回利用した登山口。比較的アップダウンの少ないコース。
◎トイレ&水場あり
◎駐車台数 35台
[勝原(かどはら)登山口]
平日でしたがここから登ってくる人が多かった1番メジャーな登山口です。この登山口は「勝原」駅からのアクセスが可能。
◎トイレ&あり
◎駐車台数 約40台
◎アクセス JR越美北線(九頭竜線)「勝原駅」→徒歩(30分)→勝原登山口
登山バッジ
[平成大野屋 結楽座]
登山口からクルマで約20分。大野産の特産品を扱うお土産屋さんでバッジを購入。
◎荒島岳バッジ 620円
※バッジは他にも道の駅 九頭竜、パークホテル九頭竜、フレアール和泉、CITY HOTEL サンレア21で購入できるそうです。
荒島岳のバッジの情報も載ってる北陸地方の山バッジコレクションはこちらです↓
下山後の温泉&ごはん
荒島岳から白山に直接向かう場合は途中にあるこの温泉を利用しようと思ってました↓
[あっ宝んど]
◎入浴料 600円
◎営業時間 10:00~23:00
◎定休日 第2火曜日
◎食事処 11:00〜22:30
…ですが、2日目の天候が不安定な為、金沢&能登観光をすることに。金沢駅近くのビジネスホテルを予約して近江市場で夕ご飯。 金沢といえば海鮮丼が有名。また金沢おでんも気になっていたので食べてみました。
ちょこっと観光
【大野市について】
福井県は初上陸でした。山登りをしているとなかなか行くことができない全国のいろいろな都道府県を訪れることができるので嬉しいですね〜。
荒島岳のある大野市には「越前大野城」という、まさに雲海に浮かぶ幻想的な天空の城が見られる貴重なスポットがあります。 天空の城と言えば、GoogleモバイルのCMで使われた「日本のマチュピチュ」と言われている兵庫県の竹田城が有名ですが…。この「越前大野城」で天空の城が見られる確率は10日/年という低頻度なので「幻の天空の城」と言われているそうです。
見られるのは10月から4月末の条件が揃った明け方。機会があったらぜひ見に行きたい景色です。
【金沢〜能登半島】
2日目は観光日。台風の影響で天気が崩れると思っていたのですが麓は朝から快晴☆
金沢は、立山登山の帰りに立ち寄ることが多い街。金沢に来たらまずは近江市場で海鮮丼。そして兼六園辺りを散歩、ひがし茶屋街でお土産探し。時間に余裕があれば能登半島へドライブもオススメ♪ 1番の目的は海沿いのお寿司さんで獲れたての魚を堪能することだったりします。
風情がある街並み、そして海鮮がとにかく美味しい、山から下りてきたばかりなのに海をドライブというギャップも面白い(笑) とても魅力的で大好きな街です。 「北陸」や「立山」に登山で訪れた際は、1日予備日を取ってでもぜひ立ち寄ってもらいたいです☆
まずは金沢駅からクルマで40分ほどの砂浜をクルマで疾走できるスポット「千里浜なぎさドライブウェイ」へ。
その後、輪島方面にクルマを走らせ、「巌門」&「日本一長いベンチ」を軽くお散歩。
ランチは海沿いの回転寿し「西海丸」さんへ。3年前に訪れた時に食べたお寿司の味が忘れられないほど美味しかったので再訪です。
[西海丸(さいかいまる)]
奥能登にある網元直営の回転寿司。タッチパネルオーダー式で値段が分かるので安心して注文できます。3点盛り、5点盛り、セットメニューなどあり1貫ごと違うネタでたくさんの種類が楽しめます☆ お店のすぐ横は海。網元直営なのでホント美味しいです!!
◎石川県羽咋郡志賀町西海風戸ワ6 西海漁港の敷地内
金沢に戻って「兼六園」や「金沢城」を散策。風情ある街並みが魅力の「ひがし茶屋街」&「主計町茶屋街」をのんびり歩くとホント癒されます。
ちなみに3年前は、輪島まで足を伸ばして1泊。「輪島朝市」「揚浜式塩田」「千枚田」などをぐるっと回って満喫。金沢だけでなく能登半島も魅力的なスポットがたくさんあるので何度も訪れたくなっちゃいます☆
最後に
全国の百名山の情報が詳しく載っているこの本、いつも参考にしてます。百名山制覇を目指す方にオススメ↓
情報量も多くて迫力ある3Dイラストで分かりやすい!! 鳥瞰図がとにかく眺めるだけでも楽しい!! 百名山に登る前も登った後も楽しめる1冊↓
最後までお読みいただきありがとうございます♪
「北陸山旅シリーズ① 福井県の百名山☆荒島岳」の記事をお届けしました。
北陸山旅シリーズ② 白山のレポートはこちら↓
この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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