8月末、この時期になってもまともにテント泊ができてない今シーズン。アルプスは悪天候の予報のため、前々から泊まってみたかった雲取の「三条の湯」に行ってみることにしました。
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不安定な天気なので山には登らずにゴールはテン場。山の中の風情ある秘湯で温泉に浸かってまったり過ごすのんびりテント泊を満喫してきました☆
目次
このコースのオススメPoint
「三条の湯」とは奥多摩山地の深部、丹波山村の渓谷に佇む山小屋。
東京の百名山「雲取山」目指す登山者や、奥多摩の自然を楽しむ観光客、秘湯ファンにも知られている山小屋です。
三条の湯までのアクセスは以下の4通り
- お祭バス停からの「後山林道ルート」(CT3時間30分)
- 丹波バス停から竿裏峠を経由する「丹波ルート」(CT4時間10分)
- 親川バス停からスタートする「丹波天平ルート」(CT5時間)
- 鴨沢バス停から「雲取山」に登ってから水無尾根経由のルート(CT7時間35分)
雲取山の登山レポートはこちら↓
今回、テント装備を担ぐトレーニング目的でもあったので「丹波天平ルート」を選択。
展望はないのが残念でしたが、直接日が当たる道もほぼないので暑さに苦しまずに涼しく歩けました。また他の登山者がいないマイナールートなので静かな山歩きができます。混雑した登山道にうんざりしている人にオススメなルートかも☆
都心からのアクセスもしやすく、しかも温泉がある山小屋。 温泉で疲れを癒すと、次の日の足取りが軽くなる気がします。
大好きな山登りの後、大自然の中の温泉で心も体もリフレッシュできるこれぞ究極の癒しなんじゃないかと思いました。
また丹波渓谷は紅葉の名所としても有名です。落ち葉の絨毯が広がる美しい森の中を散策してみるのも楽しそうなコースです。
注意するPoint
往路は歩く人が少ないマイナールート。踏み跡が薄いので道迷いに注意が必要。登山道に小枝や倒木が多いので歩きにくいです。特に後山から先は高度感のあるトラバース道。足を滑らせたら滑落しそうな細い道もあるのでストック必須。
また後山から丹波天平までは段差はない登りが延々と続くので体力を消耗します。御岳沢付近は短い沢をいくつか渡ります。滑ったり濡れないように注意が必要です。
復路の後山林道コースは半舗装路なので重登山靴などよりもクッション性のある靴のほうが歩きやすいと感じました。雨がパラパラ降る中スタートしたので何度も道端で休んでいる蛙に遭遇(苦手なのでビクビクしながら歩きました)
林道なので歩きやすいですが途中、落石注意の看板が多数あり。実際に小石が落ちてくる音が何度も…。頭上に注意しながら通行しましょう。
三条の湯について
ここの温泉は小屋の近くを流れる三条沢を登ったちょっと先に源泉があり、お湯ではなく10℃の鉱泉。それをパイプで繋いで小屋の風呂でボイラーや薪で沸かしているのだそうです。
肌がツルツルになるというアルカリ泉のいいお湯です。温泉の窓からは木々の緑が飛び込んできます。近くの沢の音を聞きながら自然豊かな風景の中で天然温泉を満喫できます。
またお米は竃を使って炊き、その他の電気は沢の落差を利用した水力発電で最低限の電力を賄っているそうです。
食堂を消灯時間までテント泊の方含め、お客さん全員に開放してくれます♪ 小屋泊の人も、テント泊の人も、小屋の人もみんなで時間を過ごせるアットホームな雰囲気もとても気に入りました☆
通年営業しているので、残雪や冬も楽しめます。四季の移り変わりを感じに春夏秋冬行ってみたくなる小屋です☆
※ここのテン場は沢の音が爆音なので耳栓必須です(笑)
小屋情報
[三条の湯]
雲取山の南側、標高1103mに位置する一軒宿の山小屋。入浴のみの利用もできるので登山者に人気。
◎幕営料 600円(約15張、入浴料込みだと900円)
◎水場 テン場にあり
◎トイレ 小屋のトイレを使用(テン場から3〜5分ほど)
◎入浴時間 平日&土曜は12時〜、日祝日は10時〜20時30分
◎宿泊収容人数 80名
◎通年営業
◎三条の湯バッジ 500円
三条の湯のバッジの情報も載ってる南関東の山バッジコレクションはこちらです↓
登山コース
1st DAY 5時間
鴨沢西バス停 15分 お祭登山口 10分 親川登山口 65分 後山 75分 丹波天平 40分 サオラ峠 60分 御岳沢 60分 三条の湯〈テント泊〉
2nd DAY 2時間45分
三条の湯 25分 林道終点 60分 塩沢橋 80分 お祭登山口
アクセス
[クルマの場合]
東京から片倉谷ゲートまではおよそ93km。
※国道411号(青梅街道)より片倉谷までは後山林道。この林道は凸凹と落石が多い。2018年9月現在、林道後山線片倉谷ゲートより一般車通行止め。駐車スペースも狭いので注意!!
丹波山村村営駐車場を利用するのが無難(小袖乗越からお祭までは徒歩20~30分)
もしくは奥多摩湖に駐車して、登山口へはバスを利用もあり(駐車場300台)
東京から丹波山村村営駐車場まではおよそ91km。
[公共交通機関利用の場合]
◎行き
奥多摩駅から西東京バスで丹波行きで「親川バス停」(約40分乗車、760円)
もしくは鴨沢西行きで鴨沢西から「親川バス停」まで車道を徒歩で25分(約35分乗車、690円)
◎帰り
「お祭バス停」から奥多摩駅行き(約40分、760円)
※どちらも本数が少ないので要確認。
登山口
[お祭登山口]
奥多摩駅より丹波行きのバスで約37分、1日4便。
※公衆トイレや自動販売機なし
[親川登山口]
天平尾根方面に行く場合は、このバス停で下車する。
※公衆トイレや自動販売機なし
[鴨沢登山口]
雲取山への登山口。鴨沢バス停のそばに公衆トイレあり。
JR奥多摩駅から西東京バスの丹波または鴨沢西行きに乗り、鴨沢で下車。(約38分、610円、1日9〜10便)
下山後の温泉&ごはん
[河辺温泉梅の湯 ]
奥多摩の山の下山後は必ずここに立ち寄ります。食事処のメニューも豊富なのでガッツリ食べたい登山帰りには魅力的です。
◎JR青梅線「河辺」駅北口直結1分
◎入浴料 860円 GWなどの特定日は970円
◎営業時間 10:00~23:30
◎休館日 第3水曜日
ちょこっと立ち寄りスポット
[PORT Okutama]
2016年8月、奥多摩駅舎の2階に新しくオープンしたカフェ。コーヒーやお酒が飲めるほか、奥多摩発の商品や野菜の販売もしています。駅のホームから少しだけ見えただけですが雰囲気良さそうな店内でした☆次回、立ち寄ってみたいと思います。
◎営業時間 (3月~11月)7:00~18:00
(12月~2月)8:00~17:00
今回の山で使用した便利グッズ
小屋の食堂スペースを使わせてもらうことができたので夕ごはんはメスティンでごはんを焚いてみました☆やかんで「カレー」と「ルーロー飯」を温めている間にメスティンの蓋でズッキーニ&ウィンナーを焼きトッピング。
メスティンは山では万能な調理グッズだと思います。お米も炊けるし、焼き、煮る、蒸すが可能なのに軽量。形が四角なのでパッキングもしやすいです。
私が使っているメスティンは業者に依頼して本体も蓋もセラミックコーティング加工してもらってるので全く焦げ付きません。 加工してもらうのもオススメです!!
最後までお読みいただきありがとうございます♪
「アクセスしやすい温泉のある山小屋☆三条の湯」の記事をお届けしました。
この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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