2023年記念すべき元日は、青空の下、ふかふかの雪原を歩くスノーシューハイクです☆
スノーシューハイクは雪山ビギナーさんにもオススメ!
比較的平坦な場所を歩くので、滑落などの危険も少なくて、気軽にチャレンジできます。白銀の世界に包まれ、新雪を踏みしめる心地良い感触。日に照らされる雪の輝き、青空に映える樹氷など、冬しか見ることのできない自然の美しさを体感してみませんか?
スノーシューのコース紹介[Part.1] 美ヶ原高原の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.2]志賀高原の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.3] 知床五湖&フレペの滝の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.4] 菅平高原の根子岳の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.6] 過去ナンバー1の放山の記事はこちら↓
今回向かったのは昨年から行ってみたいと気になっていた上州武尊山のお隣「鹿俣山(かのまたやま)」。スキー場の積雪が140cmまで増えたタイミングで決行。狙い通りリフトを降りたらモフモフ雪〜♪
スタート時は予想に反して曇り空だったのですが歩き始めると青空が見えて、風も弱いので最高のコンディション。そして驚くことにこの日、すれ違った登山者はなんとゼロ。完全に貸切状態。
積雪期のみ歩くことができる「鹿俣山」〜「獅子ヶ鼻山」の区間も行けるところまで歩いてみることに…。山頂から5分ほど進んだだけなのに見事な雪庇に感動☆ そして「獅子ヶ鼻山」から続く尾根の先に「剣ヶ峰」その先の武尊山まで見渡すことができました☆
新年早々、冬しか味わうことのできない自然の造形美を堪能できて最高の登り始めとなりました。また1年良い年になりますように…。
武尊山の記事はこちら↓
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目次
このコースのオススメPoint
「たんばらスキーパーク」のリフトを2本乗り継いでリフトトップから山頂まで25分ほど(笑)リフト代は片道だけなので1回券2枚の1100円と他のスキー場より安いと思います。
山頂から5分ほど進むと、獅子ヶ鼻山〜剣ヶ峰〜武尊山まで続く絶景を眺めながらの尾根歩きが楽しめます☆ 豪雪地には敵いませんが、この区間のプチ雪庇もなかなか見応えありです。
スノーシューを付けていても膝まで埋まる積雪量。わざわざ遠方まで行かなくても都心から2時間チョイでこれを体感できるのは貴重です。終始スキー場の音楽やアナウンスが聞こえてくるので安心感もあります。不安を感じたらゲレンデに出てそのまま下ることも可能です。
荒れる日本海と晴れやすい太平洋のちょうど中間あたりに位置するので、積雪量は多いけど比較的晴れやすい地域だと思います。その代わりちょっとでも寒気がずれ込むと天気が崩れるので予報が変わりやすいかもしれません。
注意するPoint
スタートはラッセルしながらのスノーハイクになりました。入り口のトレースを見つけられず途中で合流。
鹿俣山の直下あたりが1番の急登。登りはいいけど下りの斜度はスノーシューでは怖さがあったので慎重に下りました。
休憩中にスノーシューを外してツボ足で歩いてみたら、太ももまで沈んで驚きました。この時期「スノーシュー」や「わかん」がないと歩けないと思います。ブッシュの隙間にハマったらスノーシューを付けてても腰まで沈むので要注意です。
ルートは直近の記録が上がっていなかったので、1年前の記録を参考にしました。基本的に鹿俣山の往復はほとんど夏道と同じルートです。鹿俣山〜獅子ヶ鼻山は前日のトレースが残っていたので進みましたが、もしなかったら行けなかったと思います。
鹿俣山からスキー場の駐車場に下山するルートは途中でトレースが消えてる箇所が…。ピンクリボンも見つけられず、1度ゲレンデに出て歩き、また夏道を探して戻りました。GPSを頼りにトレースのある夏道に戻ることができたので良かったです。
人気の雪山だと登山者が多いので安心ですが、マイナーな山だとしっかりトレースが残ってないこともある。雪山の楽しさと厳しさを改めて実感。たとえ低山でもルートや天候など事前確認の重要性を感じました。
登山コース
<夏道のコースタイム>
リフトトップあたりから鹿俣山まで約15分。夏道の下山は75分。
※冬は積雪量によってかかる時間が全く違うと感じました。トレースがしっかり付いてれば別ですが、ラッセルしたり、ルートを確認しながら進んでるのでかなり時間がかかってます。
実際にかかった時間はこちらを参考に↓
アクセス
[クルマの場合]
東京から「たんばらスキーパーク」まではおよそ160km。
※関越道で練馬から沼田ICまで約90分 。沼田ICから約30分。
[公共交通機関利用の場合]
◎JR上毛高原駅から無料送迎バスあり(要予約)
◎新宿駅から朝発日帰りスキーバスあり(滞在時間6時間/リフト券付き4600〜7900円)
東京からスキーバスでアクセスできる雪山特集↓
登山口
[たんばらスキーパーク]
スキー場10km手前から積雪&凍結あり。ノーマルタイヤは不可。雪道に不安があればスキー場手前12kmの総合公園「サラダパーク」に車を停めてバスでアクセスすることも可能。「サラダパーク」にてスノーチェーン無料レンタルもあり。
※当日のスキー場の積雪量は140cm。スキー場で120cm以上の積雪量がスノーシューハイクが楽しめる目安だと思います。
◎2022-2023シーズン 2022.12.4〜5.7まで
◎リフト運行時間 8:00〜16:00(平日8:30〜)
◎チケット販売時間 7:40〜(平日8:15〜)
◎リフトチケット 1日5,000円/1回券550円(クレジットカード、QR決済、電子マネー利用可)
◎駐車場(2000台) 1台1,000円(開場時間5:00〜17:00) ※平日無料
今回の山で使用した便利グッズ
スノーシュー
新雪でふかふかな雪。かなり沈むのでスノーシューがピッタリのコースでした。山頂の直下で久しぶりに「ヒールリフター」を使いその特性を発揮できたと思います。
ハクキンカイロ
ポケットに入れておけば急な天候悪化でも手を暖めることもできるし、カメラやスマホの温度低下による不具合も解消できます。
以前まで使っていた上記の「ハクキンカイロ専用ベンジン」が廃盤になったそうです。新しく購入したのは「ハクキンカイロ指定NTベンジン」こちらは不純物を除去しているのでいやなオイル臭さがほとんどしなくなりました。シュラフの中に入れた時のオイルの匂いが苦手だったのでオススメです。
下山後の温泉&ごはん
[地ビールレストラン武尊]
道の駅 川場田園プラザ内にあるレストラン。道の駅内の飲食店はほとんどが16時で終了。このレストランのみ営業してました。ビール工房の地ビール、「和豚もちぶた」、群馬の最高級ブランド魚「ギンヒカリ」川場産こしひかりなど地元の食材を楽しめます。
◎営業時間 11:30〜20:30(LO20:00)
◎定休日 水曜日
[かわば田園温泉 楽々の湯]
道の駅からすぐの日帰り温泉施設。年末年始も営業中。冷えた身体を芯から温めてくれる下山後の温泉は最高です。スキー場の案内で100円割引券あり。沼田ICから車で10分ほど。
◎営業時間 10:00〜21:00(平日〜20:00まで)
◎入館料(2時間) 800円
ちょこっと観光
[道の駅川場田園プラザ]
テレビでよく紹介されている関東で有名な「道の駅」に立ち寄り。沼田ICから車で約10分。たんばらスノーパークからは25分ほど。地元の新鮮野菜・果物が買えるマーケットや、地元食材を使用したレストラン、パン工房、ビール工房、カフェなど豊富な施設。ろくろ陶芸体験、ブルーベーリー摘み体験、木工デコレーション工作体験などもあり。
最後に
雪山登山を始めてからコースの参考にしてる本をご紹介します♪ とても分かりやすくルートを紹介しているのでオススメです。
比較的歩きやすい初心者向けのコースは↓
最後までお読みいただきありがとうございます♪ 「2023年初登山☆鹿俣山スノーシュー」の記事をお届けしました。この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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