昨シーズンからスタートしたスノーシューの魅力を存分に楽しむためのおすすめコース紹介♪
12本アイゼン&ピッケルを使ったガッツリ雪山登山も良いのですが…。 傾斜の少ないコースでフカフカな雪の感触を味わい、雪景色を眺めながらのんびり歩く…雪上での「コーヒーブレイク」、寒い中で体を温める「山ごはん」を楽しむことも。そんな純粋に雪遊びが楽しめるスノーハイクの魅力にハマりつつあります。
2021年初登山は楽々スノーハイキングです。緊急事態宣言が発令される直前、冬の名物的なスノーモンスター群に会える「根子岳」に登ってきました☆
昨年行った志賀高原の「横手山」も手軽に絶景が楽しめるスノーシューコースでしたが、もう少し長く歩きたい方にはこちらの「根子岳」がとってもオススメです。「青空」と「スノーモンスター」の組み合わせが創り出す美しい風景をぜひ見てもらいたい!
アクセスしやすくて比較的天候も安定している地域、スノーシューで歩くのにちょうどいいコース。「毎年行ってもいいかも」と思わせてくれるスノーハイクが楽しめました♪
スノーシューのコース紹介[Part.1] 美ヶ原高原の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.2]志賀高原の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.3] 知床五湖&フレペの滝の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.5]鹿俣山の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.6] 過去ナンバー1の放山の記事はこちら↓
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このコースのオススメPoint
長野県にある標高2,207mの根子岳。夏には様々な花が咲き乱れる花の百名山。西側の緩斜面の裾野は「菅平高原」で火口を隔てた東側には「四阿山(あずまやさん)」。日本百名山の「四阿山」とセットで登る登山者が多いようです。
「菅平奥ダボス スノーパーク」のリフトを使って標高を上げることができ、リフトトップからスノーシューを装着してすぐに雪原歩きが可能。急斜面はほぼなく全体的に緩やかコース。山頂までの行程も短いのでバックカントリー初心者にも人気のようです。 実際に7.8割がスキー&ボードを担いだBCの人でした。パウダースノーにシュプールを描いて気持ち良さそうに滑る姿が羨ましく感じるでしょう。
冬の天候として荒れやすい「日本海側」、晴天率の高い「太平洋側」、そのちょうど真ん中に位置するので積雪量は比較的多くて日本海側に比べると晴れやすい山域だと思います。
頂上に近づくと雪の量も増えて巨大な「スノーモンスター」が現れます。もふもふの雪の感触を満喫しながら、迫力あるスノーモンスター群たちの間をすり抜けて進んでいきます。樹氷(スノーモンスター)=蔵王のイメージが強いですが、わざわざ東北まで足を運ばなくても手軽に見られるのがこの山1番の魅力なんです。
また途中の樹林帯に入ると霧氷がキラキラとしてとても幻想的な雰囲気も味わえます。さらにスッキリ晴れた日には雪をかぶった北アルプスの山々も近くに見られるんです(この日は曇ったり晴れたりの天候で残念ながら見られませんでした…)
今シーズンは新型コロナ感染症対策で運行していませんがスキー場から「雪上車」で根子岳まで連れて行ってくれるそう。今年は雪上車が運休してるので圧雪されていないフカフカの雪上歩きを存分に楽しむことができました。
注意するPoint
リフトを降りたらゲレンデと反対側の斜面を登っていきます。
この日は先行者がいたのでトレースも明瞭でしたが、スキーのシュプール跡があちこち残っているので惑わされないように注意。リフトトップからすぐに目印の看板や棒が立っているのでそれに沿って尾根まで歩けば迷うことはないです。
小根子岳分岐から先のルートは樹林に囲まれて道が不明な部分もあります。トレース(おそらくスキー後)が複数に分かれていたので少し迷いました。
全体的に雪が深くてトレースを外れるとスノーシューでも大きく踏み抜く箇所あり。ワカンやアイゼン使用の場合は要注意。下山はリフトが使えないので、スキーヤーの邪魔にならないようにリフトの下やゲレンデの端っこを歩くようにしましょう。
登山コース
標準タイム 3時間30分(登り:2時間 下り:1時間30分) [登り]リフトトップ 50分 避難小屋 45分 小根子岳分岐 25分 根子岳 [下り]根子岳 20分 小根子岳分岐 30分 避難小屋 40分 リフトトップ
アクセス
[クルマの場合] 東京から菅平高原「奥ダボススノーパーク」まではおよそ215km。約2時間半。 練馬IC 関越自動車道 上田菅平IC R144+R406 奥ダボススノーパーク
※注意 googie mapにスキー場の駐車場までの道が存在しませんでした。途中から「奥ダボススノーパーク」の看板を頼りに進んだ方がいいです(指示通りに進むと細い雪道を登り、スキー場の裏側の民家へ誘導されてしまうので)
[公共交通機関利用の場合]
◎東京方面から 東京駅 北陸新幹線(90分) 上田駅 上電バス(55分) 菅平高原ダボス ※上田駅から菅平高原を結ぶ路線バス(片道500円、約1時間)
登山口
[奥ダボススノーパーク] リフトスタートは8時30分から。第1.2.3リフトがありますが「第1トリプルリフト」を登りに1回利用します(下りは乗車できないのでゲレンデを歩いて下ります)
◎2020-2021シーズン 2020年12月25日オープン ◎駐車場 無料 ◎トイレあり ◎第1トリプルリフト(フード付き) 1回500円(カード返却時100円返却されるので実質400円)
小屋情報
[根子岳避難小屋]
根子岳中腹にある無人の避難小屋。トレースから少し外れて降りた場所。入り口のシャッターを開けると中に入ることが可能。中にはストーブ、薪、灯油などが完備されてました。
根子岳のバッジの情報も載ってる上信越地方の山バッジコレクションはこちらです↓
下山後の温泉&ごはん
[ふれあいさなだ館 真田温泉健康ランド]
下山後の温泉は名前に惹かれてこちらを利用。真田氏の館をイメージした純和風の建物です。日帰り温泉にしては500円とかなり安い料金設定。空腹だったのでここで食事もいただきました。メニュー数は少ないですが味つけが良かったので満足でした。地元のりんごジュースのサービスも嬉しかったです☆ ◎入浴料 500円 ◎営業時間 10:00〜21:30
施設内の食事処「真田亭」 ◎もつ焼き定食 650円 ◎生姜焼き定食 850円 ◎食事処営業時間 <平日> 11:00~14:30 17:00~20:00 <土日・祝祭日> 11:00~20:00
今回の山で使用した便利グッズ
緩やかな斜面をひたすら登っていく今回のコース。トレースを外れると結構沈むのでスノーシューがピッタリ。昨シーズンに購入したスノーシューですがこんなにちゃんと使えたのは初めてでした。「ヒールリフター」を使うと斜面でも水平に近くなり、ふくらはぎに力を入れずに歩くことができる。スノーシューの特性を活かせた山だったので大満足でした。
最後に
雪山登山を始めてからコースの参考にしてる本をご紹介します♪
とても分かりやすくルートを紹介しているのでオススメです。
比較的歩きやすい初心者向け、スノーシューを楽しみたい人は↓
最後までお読みいただきありがとうございます♪ 「スノーモンスターに会える☆根子岳」の記事をお届けしました。この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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