オススメのスノーシューコースを今まで5つ紹介してきましたが…今回ついに過去1番と思える山に出会えたので報告させてもらいます☆
3月に入ると一気に暖かくなり、雪解けが進んでしまう。その前にスノーシューでもふもふの雪を楽しみたいということで…。寒気が入って降雪があった翌日、天気は快晴を狙って選んだのは新潟県糸魚川市にある「放山(はなれやま)」です。
スキー場のリフトトップから1時間程度とお手軽なのに、北アルプスにも負けない想像以上の絶景を堪能できるコースです。
風もなく穏やかな山頂で雪遊びしつつ、絶景を見ながらたっぷり休憩。青空に映える霧氷の花、キラキラと輝く雪丘、純白の雪原に足跡を残す感覚、スノーシューが楽しくて仕方ないと感じた1日でした。
知る人ぞ知るマイナーな雪山。天気に恵まれたこともありますが、こんな感動を与えてくれる山がまだ日本にはたくさんあるのかもしれません。今後も絶景雪山探しを楽しんでいきたいと思います♪
ちなみに今シーズン最後のスノーハイクになります💦 8年間連れ添い、沢山の雪山に連れて行ってくれた「冬靴(スポルティバネパールエボ)」。この日ついにソールが剥がれてしまいました。修理に3ヶ月かかるそうです。修理の詳細は後日の記事でお伝えしようと思います。
スノーシューのコース紹介[Part.1] 美ヶ原高原の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.2]志賀高原の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.3] 知床五湖&フレペの滝の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.4] 菅平高原の根子岳の記事はこちら↓
スノーシューのコース紹介[Part.5] 鹿俣山の根子岳の記事はこちら↓
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目次
このコースのオススメPoint
標高1189.5mの「放山(はなれやま)」は「火打山」から北に延びる稜線に位置していて「シャルマン火打スキー場」のリフトを使って標高を上げることができます。
リフトトップから1時間ほどで登頂できるのでバックカントリーの人に人気の山。平日でも悪天候でなければ入山者がいるのでトレースが期待できます。そしてリフトは往復500円とリフト代も過去最安でした(笑)
リフトを降りてすぐ真っ白に輝く「火打山」&「新潟焼山」が出迎えてくれます。それだけでもテンション上がるのに、その雪景色を見ながら歩けるんです。前日の降雪により予想通りのふかふか雪。先行者のトレースの上を歩いても結構沈むので驚きでした。
山頂から見る「火打山」からの稜線と一層近くに感じる「新潟焼山」。北アルプスにも負けない迫力ある展望に圧倒されっぱなしでした。
とにかく目に入ってくるすべてに感動。写真を撮るのに夢中になってしまい、なかなか進まずスローペースでしたが、1時間半もかからず登頂できるお手軽なスノーハイク❄️を満喫。
危険箇所は少ないし、なだらかに登っていく感じなので雪山初心者にもオススメなコース。短いコースで山頂も広々と開けているので雪山テント泊もいいかもしれません。機会があったらチャレンジしてみたいです。
注意するPoint
雪庇の端に乗らないように気をつけて、尾根に沿って進んでいけば山頂にたどり着きます。ルートが分かる地図がなかったので、1週前に登った方の記録から軌跡をダウンロードして参考にさせていただきました←この軌跡が役にたちました。
放山まで危険箇所は特にありませんが、BCの人が多いのでスキー跡に惑わされないよう要注意です。
登り途中に、山頂に向かわないBCの人の後を追って登ってしまいトレースがなくなることに…「尾根沿いに進めば放山に着く」とアドバイスを受け慎重に尾根沿いを進み自分の足跡を残す体験もできました。そして下山時はスキー跡につられて尾根から少し降ってしまったので、最後登り返すことに(笑)地図の重要性を再確認しました。
チケットを買う前にセンターハウスのレンタルコーナーで入山届けを提出すること。さらにリフトトップのパトロール室にも入山と下山の報告をする決まりがあります。入山者を把握して事故などに備える対策を徹底しているスキー場なので安心感があります。
登山コース
コースタイム2時間20分
アクセス
東京からシャルマン火打スキー場まではおよそ340km。
※北陸自動車能生ICからR246経由で約30分
※平日だったので前日に妙高SAで車中泊して深夜割引を適用させました。帰りは祝日だったので休日割を適用。
※練馬IC〜中郷IC(4390円)中郷ICから下道で約80分。北陸自動車道を使わなくても高速とほぼ並行する道で信号も少ないので下道選んで正解でした。早朝の凍結&雪道を心配してましたが、日本海沿いの道は積雪なし。
※帰りは下道で湯沢に出て関越道のみ利用(3440円)上信越を使わないと高速代はかなり節約できます。
登山口
シャルマン火打スキー場
新潟県糸魚川市にあるスキー場。滑走可能な面積の65%が非圧雪。日本海から近いが、妙高エリアから山を隔てた逆側で日が当たりにくく、積雪量が豊富。5月上旬まで滑走可能。この日の積雪量なんと驚きの500cm!?
◎駐車場 無料(夜間18:00〜翌7:00は閉鎖)
◎リフト運行開始 8:30
◎リフト代 クワッド1回券 500円(往復)
※リフト券を購入する前に、入山届をセンターハウスのレンタルコーナーに提出。
※リフトトップのパトロール室の方にも声をかけて入山。下山時も上と下で報告する。入山は午前中、15:30までに下山すること。
放山のバッジは確認できませんでしたが、上信越地方の山バッジコレクションはこちらです↓
下山後の温泉&ごはん
[糸魚川温泉 ひすいの湯]
スキー場から車で15分の柵口温泉(ませぐちおんせん)に行く予定が定休日。そこからさらに30分の温泉付きの道の駅「うみてらす名立」に移動したが、まさかのここも施設定休日でした。この施設にたどり着き無事に温泉に浸かることができました(笑)平日に登山する方は水曜は定休日率が高いので注意して下さい。ここの温泉は独特なお湯の匂いでした。
◎営業時間 10:00~22:00(受付終了21:30)
◎年中無休
◎入浴料 650円(16時〜22時)900円(10〜16時)
[いっさく]
温泉に向かう途中で見つけた和食レストラン。日本海沿いは道の駅以外に飲食店があまりなかった印象。この店は糸魚川市街まで出てやっと見つけました。完全個室で和食だけでなく、洋食中華なんでも揃っている豊富なメニュー数でした。
◎営業時間 11:00~21:30(金土は22:30まで)
◎年中無休
ちょこっと観光
[道の駅 親不知ピアパーク]
下山後の温泉&ごはんの後、力尽きて車中泊に利用した道の駅。親不知と言えば後立山連峰から縦走して日本海に出られるコースのゴール地点です。
[弁天岩]
帰りの途中に立ち寄った海底火山の噴火によってできた弁天岩。糸魚川ジオパークのジオサイトのひとつでもあり、恋する灯台にも認定されているそうです。島の山頂には海の守り神として知られる厳島神社があり、赤い欄干の橋を渡ると日本海が見渡せる絶景スポットとなっている。
[松之山温泉スキー場]
十日町市にあるスキー場に立ち寄り。このスキー場は施設内にキャンプ場が併設されていていつか行ってみたいと思っていたので偵察に。豪雪地にある珍しいキャンプ場。圧雪されているので雪中キャンプ初心者にはいいかも。今度雪中キャンプと合わせて「大力山」「坂戸山」あたりでスノーシューもしてみたいと思ってます。
[道の駅 みつまた]
何度も来ている湯沢の道の駅。越後湯沢駅周辺の飲食店には駐車場がなくて、お昼を食べるために立ち寄りました。すごい混んでて30分以上待たされてしまいました…でもラーメン美味しかったです。
今回の山で使用した便利グッズ
[MSR スノーシュー ライトニング アッセント]
降雪直後だったのでかなりのふかふか雪。スノーシューを付けていて、トレースの上を歩いているのに沈むほどでした。新しいモデルは3本ベルトではなくなって着脱が便利になってますね〜お値段も上がってますが…。
[ブラックダイヤモンドアルパインゲイター]
今回ゲーターを付け忘れてリフトに乗ってしまいました。幸い靴の中に雪が入ることがなく済みましたが…雪で靴下が濡れると危険なので雪山ではゲーターは必須です。
[テムレス防寒グローブ]
雪遊びに便利な手袋です。安いのに指先が冷たくなることがない万能な手袋です。
[ハクキンカイロ]
雪山に入る時は必ずポケットにハクキンカイロを入れてます。冷えた指先を温めたり、カメラやスマホを冷えから守るのにも使えます。
最後に
雪山登山を始めてからコースの参考にしてる本をご紹介します♪ とても分かりやすくルートを紹介しているのでオススメです。
比較的歩きやすい初心者向けのスノーシューコースは↓
最後までお読みいただきありがとうございます♪ 「過去1番の絶景スノーシューコース放山」の記事をお届けしました。この記事に興味を持っていただけたら、また読みにきてもらえると嬉しいです。
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